シリーズ累計40万部『あずかりやさん 満天の星』文庫化 不思議な商店から始まる温かい物語
2024年1月4日に大山淳子『あずかりやさん 満天の星』(ポプラ社)が発売された。1日100円で何でもあずかってくれる不思議な商店「あずかりや」で巻き起こる、ほっこりと心温まるストーリーが人気の、第1弾刊行から10周年を迎え、シリーズ累計40万部を突破したベストセラーだ。 【写真】『あずかりや』ヒットの火付け役、栃木の書店「うさぎや」のかわいいオリジナルカバー 本シリーズの舞台は、東京の下町にある商店街「明日町こんぺいとう商店街」の片隅で、物静かな店主・桐島がひっそりと営業する「あずかりや・さとう」という不思議な店。ここでは、なんと1日100円で何でも預かってくれる。依頼内容は実にさまざまで、手紙、食べ物、飼い犬など、それぞれが事情を抱えてやってくる。そこで巻き起こるハートウォーミングな物語が好評で、「店主の青年のミステリアスでありながらも凛とした佇まい、実直で誠実な人柄にすぐさま惹きつけられました(40代・男性)」「この本を通して、日常のまわりの物を新しい視点で見つめたり考えたりする機会が増えたように感じています(50代・女性)」といった読者の声も集めている。 シリーズ第5弾となる本作『あずかりやさん 満天の星』では、「あずかりやさん」に「やきそばパン」を預ける紳士などが登場。実際に読者から募集をした“預けたいもの”が各話の題材となっているのが特徴的だ。 現在、次回作で「あずかりやさん」に預けてみたい“大切なもの”を募集するキャンペーンも実施中。採用されれば、自分の“大切なもの”『あずかりやさん』の新しい物語に登場する。この機会に是非チェックしてみよう。
文=リアルサウンドブック