東北楽天ゴールデンイーグルス・小郷裕哉選手、セ・パ交流戦初優勝への大きな一打で「スカパー!サヨナラ賞」を初受賞
パ・リーグ 東北楽天ゴールデンイーグルス 小郷裕哉選手が、6月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。 【写真を見る】サヨナラ打を放った瞬間の小郷裕哉選手 小郷選手は、6月11日楽天モバイルパーク宮城で行われた対読売1回戦、5対6の1点ビハインドで迎えた9回裏、二死満塁の場面で、右中間へ起死回生の逆転サヨナラ2点適時二塁打を放った。 東北楽天は2回表に2本の本塁打、4回表に3点本塁打を浴びるなど、計6点を献上してしまう。一方打線は3回裏、2番・村林選手の適時打などで2点を返すと、4点ビハインドで迎えた8回裏、6番・浅村選手が2点本塁打を放ち、2点差まで詰めよった。4対6のビハインドながら、東北楽天の反撃ムードが漂う中で迎えた9回裏、先頭の4番・鈴木大選手の安打や2つの四球で一死満塁の好機を作ると、代打・阿部選手が押し出しとなる四球を選び1点差となる。後続が倒れるも、二死満塁、一打逆転の場面で打席に立ったのは、この日3出塁の1番・小郷選手。カウント2-2からの5球目。甘く入った直球を見事に捉えると、打球は前進守備を敷いた読売外野陣の遥か上をいく、右中間への逆転サヨナラ2点適時二塁打となった。 自身初のサヨナラ打でチームを日本生命セ・パ交流戦初優勝へ大きく前進させた。 ――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします 「この度、数々の名シーンの中から選んでいただき、すごく光栄に思います。ありがとうございます!」 ――交流戦優勝に本当に大きな一打だったと思います。改めて振り返ってみて、あの瞬間はいかがでしたか? 「9回、色んな先輩方が繋いでくださって、2アウト満塁で打席が回ってきて、その期間は調子が良かったのでここで絶対自分で決めると言う風な思いで打席に立ちました」 ――打って、塁を回っているときはどんな気持ちでしたか? 「プロに入って初のサヨナラ打でもあったので、ファンの皆様の打席に入る前の声援であったり、打球が抜けた時のあの歓声は過去でも一番ぐらいの思い出になりました」 ――チームもご自身も6月は非常に調子が良かったと思います。改めて、6月を振り返っていかがでしょうか? 「いや、6月はあんまり、それ以降は打ってないんで...ちょっと悔しかったです。あの1勝は、交流戦優勝においては、大きな1勝になって、そこに自分が貢献できたということはすごい嬉しかったです」 ――チームはオールスター前最後のホームゲームを迎えます。大事なゲーム続いていくと思いますが、今後に向けて意気込みをお願いいたします 「まずチームとして折り返しまでに(ゲーム差の)借金を返済して、一つでも多く貯金を作った状態でオールスターゲームを迎えたいなと思っているので、そこに向けて1戦1戦全力で戦っていきます」 ――サヨナラ打にまつわる思い出がありましたら、教えてください 「去年浅村(栄斗)さんが西武戦でサヨナラ3ランを打ったシーンを僕はベンチで見ていたんですけど、『打ってほしいな』っていう時にチームを救ったというか、勝利に導いている浅村さんの姿は偉大でめちゃくちゃ格好良かったですね」 ――先ほどのインタビューで「歓声が過去一番だったんじゃないか」とおっしゃっていましたが、打った瞬間などは覚えていらっしゃいますか? 「僕の中では銀次さんがファームから上がってきて初打席の代打の時、その歓声が凄すぎて...僕も打席に立つだけでこういう歓声が上がるような選手になりたいなってその時凄い思ったんですけど。本当、サヨナラの打席行く前に名前をコールされて、ファンの方が盛り上がってくれたのですごく嬉しかったです」 ――いつものルーティンはありますか? 「ルーティンとかは基本無いんです。ホーム球場に限りますけど、試合負けた日は球場に通っている道を変えていることですかね。勝ってる時は、行きと同じ道で帰って、負けたりしたら違うところで曲がったりとか...いろいろパターンはあるんですけど、変えながらやっています」 ――ファンの方も知らないここだけの情報を教えてください 「移動の時とかは手軽に食べれるので、僕はお菓子でグミが好きなんですけど、ボロボロとかしないのでそれを踏まえて食べています。固めのコーラ味のグミが好きです(笑)」 ――意外なものがお好きなんですね(笑) 「本当ですか?結構いると思いますよ。美味しいグミがあればコメントで教えてください!」 ――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします 「いつも熱いご声援をありがとうございます!これからもっとその熱い声援に応えて、良い名シーンで活躍できるように頑張りたいと思います」 ※月間スカパー!サヨナラ賞とは 月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。 文=HOMINIS編集部
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