●人々の希望と思い出を運んだ“夢の超特急”に捧げるオマージュ

　今をさかのぼること60年前、東京オリンピックの開幕を9日後に控えた1964（昭和39）年10月1日に開業した東海道新幹線。着工よりわずか5年、国を挙げてのミッションとして遂行された一大事業は華々しいスタートを切りました。 【画像】新幹線好きの心をくすぐる時計を画像で見る（9枚） 　それまで6時間半かかっていた東京～大阪間を4時間で結び、翌1965年には当初の計画通りに3時間10分で運行、“夢の超特急”と呼ばれたひかり号は、高度経済成長を支える大動脈として大いに活躍。 　その力強い走りは戦後日本の復興の象徴として、多くの人々を励まし、また愛されてきました。特に丸みを帯びた0系車両先頭部の近未来的ながらどこか愛嬌のあるデザインに、郷愁を覚える人はきっと少なくないはず。

鮮やかなブルーとホワイトが潔さを感じさせるグラデーションダイヤル。中央のゴールドリングとイエローの前照灯で初代0系の“正面顔”を表現

　こうした人々の夢や希望、思い出を60年に渡り運び続けた東海道新幹線に対しオマージュを捧げる限定記念モデルが、この秋PREMICOより登場。初代0系新幹線として広く知られる車体のデザインをモチーフにしたクォーツクロノグラフです。

●実用性の高いクォーツウォッチに、人気の高い0系の“正面顔”のデザインを再現

　ケースサイズは日常使いに最適な幅約40mmで、3時位置・6時位置・9時位置にインダイヤルを配したオーソドックスなスタイル。 　鮮やかなブルーとホワイトの垂直方向のグラデーションは0系のカラーリングにちなんだもの。また、ダイヤル全体も愛らしい“正面顔”をイメージしてデザインされており、左右に配置された24時間計とストップウォッチ分針を彩るイエローのドットは、0系独特の縦に2つ並んだ前照灯をモチーフにしています。 　さらに、12時位置のインデックスには、0系の“正面顔”をシルエットで表現。センターのストップウォッチ秒針や2つのインダイヤルにはゴールドカラーを採用し、アクセントを加えています。 　また、時分針には暗所でも確実に視認できるよう、蓄光塗料のルミブライトを施すなど、実用性の高い仕様も兼ね備えています。 　ケースバックには60周年記念の銘とともに懐かしい0系の姿が線描で刻まれ、その下には限定ウォッチの証として、5000点限定のエディションナンバーが刻印されます。 　さらに、本モデル専用に作られた特別パッケージにも注目です。純白のボックスには0系のイラストと60周年記念の銘が箔押しされ、フタの内側には富士山を背景に走る雄々しい0系の写真がセットされています。0系の座席をイメージしたブルーのモケットを使用した内装も、心憎い演出です。 　ムーブメントには信頼性の高いセイコー製のクォーツムーブメントが採用されており、性能や品質にも不安なし。鉄道ファンやコレクターはもちろんのこと、0系新幹線に思い入れのある方への贈り物としても喜ばれそうな一本です。 ●製品仕様 「セイコー　夢の超特急 新幹線0系ひかりウオッチ」 ・価格（消費税込）：5万4780円 ・ケースサイズ：47×39.8mm・12.8ｍｍ厚 ・ケース、ブレスレット：ステンレススティール ・風防：カーブハードレックス ・ムーブメント：セイコー製 クオーツ（平均月差±15秒以内） ・駆動時間：パワーリザーブ120時間 ・防水性能：日常生活用強化防水（10気圧防水） ・限定数量：5000本 ・発売時期：2024年10月1日（製品発送は2025年3月中旬以降順次）