【ボートレース】エンジン出しを磨く原田才一郎「予選首位通過へ巻き返す」~福岡ルーキーシリーズ
◆ルーキーシリーズ第18戦(7日・ボートレース福岡・3日目) 原田才一郎(28)=福岡=(4日目3、11Rに出走) 3日目は「ダメダメでした」の2着。6枠から4コースに入るも痛恨のS遅れ。「起こしで鳴きそうなのは分かっていたけど、対応できなかった」。それでも2着が取れたのは、求めるレベルの高さがあるからだ。 「エンジンを出す選手」と形容して間違いはない。半年以上前、勝率アップの要因を聞くと「機力出し」と即答。一時的なものにとどまらず、今やその能力はさらに高まったようにも思える。 「師匠の池永(太)さんに、エンジン出さないと記念ではムリって言われて。意識するようになって1、2年。若手の中では自信があるんですけどね」。 手放しで喜べないのは上の舞台を見据えるから。そして「詰めの甘さ」も認識しているからだ。 「前節の芦屋も予選トップで、周りからはいいって言われたけど、体感はもう一つだった。準優で負けたけど、僕としては納得してます」。突き詰め切れなかった甘さを認識。今年、準優勝が5回もあるのも「詰めの甘さ」と振り返る。もう一段階、上に行くため、上位やトップクラスを上回る、ぶっちぎりのレベルを追求する。 今節は初日ドリーム1号艇スタート。「本当にうれしかったし、トップ通過を目指している。巻き返します」。機力でも成績でも、ぶっち切りを追い求めていく。
報知新聞社