三笘薫「勝たなければならない試合だった」 ブライトン、先制しながらまたもドロー
◆プレミアリーグ第17節 ウェストハム1―1ブライトン(21日・ロンドン・スタジアム) プレミアリーグの第17節が21日、5試合行われ、日本代表MF三笘薫(27)が所属するブライトンはアウェーでウェストハムと対戦。三笘はこの試合も定位置4-2-3からの1・5列目左サイドで先発。後半40分にFWファーガソンと交代するまで85分間プレーした。 前 半は両軍合わせて5本のシュートに終わり、低調な試合展開。しかしその中でも三笘が前半22分に放ったボレーが最大のチャンスだった。 逆サイドにいたFWペドロがPA内左サイドでフリーだった三笘を見つけて、ウェストハム守備陣の頭の上を越えるふんわりとした技ありのボールを送った。 このボールに27歳日本代表MFが左足のボレーシュートを合わせた。強烈な当たりだったが、このボールはウェストハムGKファビアンスキ正面。試合後三笘は「でも(GKの正面に飛んで)コースに行っていないんで。そこまでですね」と話して、GKの脇を抜けなかったシュートを悔やんだ。 しかしこの試合でもブライトンが先制した。後半6分、左サイドからエストゥピニャンが放ったクロスに主将ダンクがファビアンスキとの競り合いを制して頭でゴール前に落とした。このボールにウィーファーが右足を合わせてブライトンが1点をリードした。 ところがこのわずか7分後の同13分にウェストハムの同点弾を許してしまう。主将ボーエンのシュートをGKがクリアしたが、その浮き玉にクドゥスが至近距離で頭を合わせて1―1。試合はこのままドローで終了。ブライトンはこれで直近の5試合3分2敗で勝ち星なし。順位は暫定9位に留まり、来季の欧州戦参戦争いから徐々に後退する形になった。 三笘は「勝っている時の試合の進め方です」と語って、リードをしたところから相手にゴールを許す守備を問題視。さらには「試合監督の戦術通りに動いて、やることはやっていますけど、自分達個人の力が足りずに引き分けている」と続けて、今一つ粘りが足りないチームに危機感を募らせた。 しかしコンディションに関しては「問題なくやれています」と力強く語ると、「チームとして常にまとまっていこうと言っています」と話して、シーズンの折り返し地点でもあるイングランド特有の年末年始の過密日程での巻き返しを力強く誓っていた。
報知新聞社