ヤクルト・山本大貴、増額提示でサイン 自己最多44試合の登板で負けなし「火消しという役割を全うできた」
ヤクルト・山本大貴投手(29)が26日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の年俸1500万円から増額提示でサインした。 2022年にロッテからトレードで加入した左腕。移籍3年目の今季は44試合に投げ、3勝0敗、12ホールド、1セーブで、防御率1・42をマークし、貴重な中継ぎ左腕としてブルペンを支えた。山本は「去年よりも自信を持ってマウンドに立てていた。僕のいく場面はピンチの場面が比較的に多かった。火消しという役割を全うできたのかなと思っています」と振り返った。球団からは「よく投げた。来年も期待しています」との言葉をかけられたといい、「素直にうれしい。その期待に応えたいのはもちろん、応えるだけじゃなくて、もう一段階、上をいった状態でこの時期を迎えたい」と決意を新たにした。 プロ8年目となる来季の目標として、色紙には「勝ちパターンで投げる。」と記し、「ツーシームやカット(ボール)などの速い変化球の高速化を目指すのがテーマの一つ。僕の変則をフォームありきなんですが、打ちにくくなると思う」とプランを描いた。1月は昨年同様、星らと栃木で自主トレーニングを行う予定。「ピンチの場面があればどこでも駆け付けますという今までのスタイルは変えない」とした上で、「セットアッパーを目指す」と力を込めた。