給油を急ぐ人々…19日から補助金縮小で5円以上の値上げも ガソリン・灯油 年末年始や酷寒で必要なのに
福島テレビ
続々と車が入ってくるガソリンスタンド。福島県郡山市のENEOS鶴見坦SSでは、先週末から客足が増え、通常より4割ほど多い一日400台ほどが給油に来るという。 背景にあるのが、12月19日以降予想されるガソリンなどの価格上昇だ。ガソリンのレギュラー価格は、これまで全国平均で1リットルあたり175円に抑えられるよう、政府が元売り業者に補助金を出していたが、その割合が19日から段階的に縮小される。(※1リットルあたり5.1円の補助金減額) これに伴い、この店ではレギュラーガソリン1リットルあたり5円以上の値上げが見込まれている。TOHOピクス株式会社燃料課・大河原政幸所長は「今月、来月とまた補助金が縮小される。そういうことに、客も敏感。通常の値上げの時もだが、今回の方が来店する意識づけになっている」と話す。 今回の補助金縮小は、ガソリンだけでなく灯油なども対象で、店では無料通信アプリ・LINEの公式アカウントを通じて利用者に早めの購入を呼びかけてきた。灯油を購入した人は「寒くなってきたので、石油ストーブで毎日使っている。どんどんお金が減っていくので、何を買うにしても、少し安くなってくれると良い」と話した。 政府の補助金は、2025年1月16日からさらに縮小されることになっていて、石油情報センターは2025年2月半ばにはレギュラーガソリンの価格は現在よりも10円程度値上がりするとみている。
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