2025年春節輸送期間、鉄道切符がすでに3810万枚販売
【東方新報】中国鉄道部公式ネット販売サイト・アプリ「中国鉄路12306」科学技術イノベーションセンターによると、中国の春節(旧正月、Lunar New Year、今年は1月29日から)休みに向けた民族大移動「春運」初日から始まった鉄道切符の販売は、1月9日午前9時までに累計3810万枚に達した。 同センターの責任者は、現在の切符販売状況について、深セン(Shenzhen)~広州(Guangzhou)、広州(Guangzhou)~南寧(Nanning)、蘇州(Suzhou)~上海、北京~ハルビン(Harbin)などといった区間で特に乗客が集中していると説明した。一方で、1月14日から23日の期間においては、北京~上海、内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)のフフホト市(Hohhot)、山西省(Shanxi)太原市(Taiyuan)、山東省(Shandong)青島市(Qingdao)などの区間では、まだ余席があるという。また、京津冀(北京・天津<Tianjin>・河北<Hebei>)、滬寧杭(上海・南京<Nanjing>・杭州<Hangzhou>)、広深港(広州・深セン・香港)、成渝(成都<Chengdu>・重慶<Chongqing>)などの地域間を結ぶ都市間列車については、余席が十分に確保されていると述べた。 春運期間中、鉄道利用客には特定方向への集中が見られることから、鉄道当局は混雑が少ない時間帯や方向に向かう旅客列車に対し、割引料金を適用している。通常列車では最大で2割引、高速鉄道では最大で3割引となっている。また、時速300キロ以上で運行する一部の動車列車については、柔軟な料金割引や上下変動する市場化メカニズムを導入することで、利用客のピークとオフピークを調整し、鉄道輸送資源を最大限に活用している。 同責任者は、現在春運の切符販売がピーク期に入っており、「中国鉄路12306」システムへのアクセス数と販売数が大幅に増加していると述べた。このピークはおよそ1週間続くと予想されているという。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。