「スパ・フランコルシャン」名物「ラソース栗まんじゅう」なんていかが? ヨーロッパ3大24時間レースのトリはメディアセンターもアットホーム【みどり独乙通信】
パドック内はアップダウンが激しくて移動が大変
このスパ・フランコルシャンサーキットが他のサーキットと違うところは、コースサイドだけではなくパドック内もかなりのアップダウンがあること。カメラやお水を持って、パドック内をウロウロするだけでもかなり足腰にきます。スパ24時間レースは参戦台数が多いため、エンデュランスピット(旧ピット)も使用することもあり、パドック内だけでも何回も登山をする感覚に……。スパへ来ると日頃の運動不足を悔やみます。 メディアセンターがあるのは1階(日本の2階にあたります)、旧ピットはメディアセンターから地下2階までエレベーターで降り、さらに徒歩で下がります。下がったら次はまた上がらなければならないのが酷! エレベーターは1基だけあるのですが、屋上階にあるレストランの物資輸送、車椅子やベビーカーの方の移動、そしてもちろん大勢のファンの方もご利用になりますから、時間に追われるほとんどのメディア関係者は階段を利用します。こんなに1日中歩き回るのに、まったく痩せないのはナゼでしょう? 今回、メディアセンターでは普段の明るい蛍光灯は使用されず、24時間レース用に初めてムーディな照明が設置されてちょっとオシャレ風に。机の上には各自の名前のステッカーが貼られているのですが、ありがたいことに毎日どなたかが私の席にお菓子を置いておいてくださるのです。 ベルギーといえばワッフル! 焼きたてはもちろんのこと、スーパーで売っているモノもこれまたおいしいのです。誰が私の席に置いてくれたのかが分かった場合は、私もお礼を持って行きますので、サーキットへ向かう前に立ち寄るスーパーマーケットにて配る用のお菓子も購入しています。個人主義のヨーロッパではあまりお土産やお菓子を配る習慣がないので、スパでの毎日のお菓子の交換で日本を思い出しました。 スパ24時間レースはヨーロッパ3大24時間レースの一番最後に開催されるのですが、メディア関係者のおそらく半分近くは24時間レースの行脚を一緒にしているので、会う顔ぶれはいつも同じとあり、お互いにお疲れさま! 的に自然とお菓子交換会になり、なかなか楽しかったですね。
池ノ内みどり
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