【MAZZEL夏合宿取材】NAOYA、常に貪欲さを持って「もっともっと上に行きたい」
BMSGの仲間は心の底から尊敬できる
──現在のMAZZELのグループとしての進捗については、どのように感じていますか? NAOYA 僕が芸能の道を目指したとき、最初にライブを観に行った場所が大阪城ホールでした。そんな夢をもらった場所に、自分がアーティストとなって帰ってこられるなんて、当時は夢にも思っていませんでした。デビューから1、2年でアリーナ4デイズが決まったことをまわりの人は「すごいことだよ」って言ってくれるし、僕自身も「すごく早いな」とも思うんですけど、MAZZELとしては「もっともっと上に行きたい」という気持ちで常に貪欲に生きています。アリーナ公演は通過点というか。地元に帰るとちょっとうれしくなって、「たしかに、僕らすごいかも」って思っちゃうんですけど(笑)、東京にいたらまったく思わないですね。 ──東京にいると思わないのは、なぜですか? NAOYA BMSGの仲間が全員すごいので、BMSGにいる限りは全然満足できない。BE:FIRSTは今すごく活躍していて、身近な存在でありながらひとつの憧れや目標でもありますし、社長も音楽性やリリックがすごくて、大きい会場を回っている。僕にとっては、本当に一人ひとりが心の底から尊敬できるアーティストなんです。そんなメンバーが22人もいるので、きっと一生満足できないんだろうなって。
「楽しむことが大事」と思うようになった
──年内中に成し遂げたい目標を教えてください。 NAOYA ひとつ目の目標は、アリーナ公演を絶対に成功させること。アリーナに立つというのは、ひとつの節目でもあると思うので。もうふたつ目は、MAZZELとして大きな波を世の中に作ること。どれだけいい音楽があっても、知名度が低かったり聴き手が少ないと、その音楽自体がもったいないというか……意味はあるんですけど、意味がなくなっちゃうような気がしていて。 僕たちはデビュー当時から「聴いている人に幸せを届ける」と常に言っているくらい、幸せになってくれる人を増やしたい気持ちなので、まずは僕たちのMAZZELという名前や音楽をたくさんの人に知っていただきたい。簡単にいうと、知名度を上げることが目標です。どちらも成し遂げて、「MAZZELやばいことをしてきた」と思ってもらえる年にしたいですね。 ──どのように知名度を上げていくイメージですか? NAOYA 「この曲はTikTokでバズを狙いたい曲」とか「みんながかっこいいと思えるMVにする曲」とか、楽曲によって波の作り方は違ってくると思っています。でも、一つひとつ妥協せず、手を抜かずにやっていくことは共通して大事なことですね。一個だけじゃなくて、全部が大事。何かきっかけがあってTikTokで曲がバズると、過去の作品も観てもらえることもありますから。 ──とはいえ、ずっとがんばり続けていると疲れると思うんです。妥協せずにいられる秘訣はありますか? NAOYA メリハリが大事かなって思います。音楽やダンス、歌に関しては、自分の好きなことなのでめちゃくちゃ真剣にやっていますけど、お仕事以外はめちゃくちゃ適当に生きてるので(笑)。 ──最後に、この合宿で成し遂げたいことを教えてください。 NAOYA まずは楽しみたいです。最近は「楽しむことが大事だな」って思うので。レッスンも制作も、全部楽しんでやりたいと思います。 * ■NAOYA (ナオヤ)2003年4月28日生まれ、兵庫県出身
文=坂井彩花 撮影=山口こすも