「ピンチを乗り切った」ベトナムのパワフルさに苦労した森保J。米放送局は辛口ジャッジも「クオリティを考えれば当然の結果」【アジアカップ】
一時はリードを許すも4-2で快勝
アジア王座奪還へ、その険しさを痛感させられる展開になった。 1月13日からカタールで開幕したサッカー・アジアカップ。14日はグループDの初戦が行なわれ、日本代表はベトナム代表と激突。前半11分にMF南野拓実が幸先良く先制点を挙げるも、その後はベトナムにセットプレーから立て続けに2点を奪われ、リードを許すまさかの展開になった。 【動画】ゴラッソ!中村敬斗の勝ち越し弾がネットを揺らす! ところが日本は45分に再び南野がゴール右に流し込んで同点に追いつくと、アディショナルタイムには左ウイングの中村敬斗が鮮やかなミドルシュートを決め、3-2と前半のうちに試合をひっくり返した。 後半も日本ペースで進むと、85分には後半アタマから出場したFW上田綺世が途中出場の堂安律、久保建英との素早いパスワークから、最後は右足一閃。ボールはネットを揺らし、欲しかった追加点を奪うと、耐えていたベトナムイレブンの気持ちはガクッと折れた。 試合はこのまま、日本が4-2でベトナムを撃破。苦労しながらも、大事な初戦を白星スタートで飾った。 しかし、だ。格下と評されたベトナムに一時はリードされ、セットプレーの守備では不安定さを露呈し、課題が見えたのは事実。この結果に対し、海外の評価はシビアだ。 米スポーツ専門局『ESPN』は、この試合の寸評記事を配信している。注目のタイトルは、「アジアカップ開幕戦のピンチを乗り切った日本。一方、勇敢な敗北を喫したベトナムには良い前兆かも」と記され、優勝候補の日本が格下に苦戦したと評している。 記事内では「アジアカップで過去4度の優勝を誇るだけでなく、国際Aマッチで怒涛の連勝記録を伸ばし続けている絶好調の日本は、グループDのオープニングゲームでベトナムをラクに撃退するものと思われていた。しかし、キックオフ前に台本が配られたが、それがベトナムの控え室に届くことはなかった」とユニークに表現。優勝候補に推されているチームにしては、物足りない内容だと辛口気味だ。
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