ディズニー音楽祭出演 ソプラノ歌手・瀧本さん(水戸出身) 来春、茨城県から初選出
茨城県水戸市出身のソプラノ歌手、瀧本真己さんが来春開幕する「ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの 2025」にソリストとして出演し歌声を響かせる。公演はディズニー音楽を歌やオーケストラの生演奏で贈る全国ツアーで、茨城県出身者がソリストに選ばれたのは初めて。瀧本さんは「ゲストと出演者が一体となる『心躍るひととき』を届けたい」と笑顔を見せる。 2002年から毎年秋に開催していたディズニー・オン・クラシックは、15年から春公演が追加となった。来春は5月10日の東京都八王子市で開幕し、6月29日までに京都、神奈川、大阪、愛知、熊本などの13都市で計17公演を実施する。 ディズニー音楽を大スクリーンの映像とともに楽しめるのが魅力の一つ。コンサート初心者や小学生以上の子どもたちも楽しめるよう、ゲストとボーカリストが一緒に歌ったり、踊ったりしながら会場を盛り上げる。 瀧本さんは東京芸大声楽科卒。音楽劇「赤毛のアン」で主人公を演じたほか、19~23年には劇団四季「ノートルダムの鐘」に出演するなど数々の舞台で活躍してきた。子どもの頃からディズニーと劇団四季の舞台が好きだったといい、中学2年生の時に初めて鑑賞した同公演に感動。「いつかはステージに立ちたい」と夢を描いてきた。 コンサート事業の企画制作などを手がけるハーモニージャパン(東京)社長で、オーディションの審査員も務める日下部勝德プロデューサーは「瀧本さんの声は非常に美しく真っすぐ。どんな曲にも対応できるソプラノで、力強さや柔らかさの両方を持ち合わせている」と高く評価する。 日下部プロデューサーは、物語を音楽で紡ぐ同公演は、キャラクターの個性を豊かに演じることが重要なポイントの一つとし、「人としての芯の強さと優しさが表現に生かされる」と期待を込める。 公演チケットに関する問い合わせは、ハーモニージャパン公演事務局(電)03(3409)3345。平日午前11時半~午後4時半。
茨城新聞社