北山宏光が事務所移籍後初となる主演ドラマへの思いを語る「再スタートの1作目にふさわしい環境を与えてもらった」<君が獣になる前に>
史上最悪のテロ事件を起こした幼なじみの犯行を阻止するため、主人公が過去に戻り奔走する姿を描く「君が獣になる前に」(毎週金曜深夜0:12-0:42、テレ東系)が、いよいよ4月5日(金)から放送スタート。本作で、何度も過去にタイムリープする神崎一を北山宏光が演じる。 【写真】クールな表情がカッコイイ北山宏光 このたび、2023年新たなスタートを切った北山にインタビューを実施。撮影への意気込みやリフレッシュ方法などを聞いた。 ■カロリーが高い作品ですが、その分やりがいもある 原作の漫画が連載され始めた当初から読んでいて、“面白い!”と思っていたので、演じられることがすごくうれしいです。テーマがテーマなのでカロリーが高い作品ですが、その分やりがいもあると思っていて。再スタートの1作目にふさわしい環境を与えてもらったと感じています。 今は毎晩台本を読んで、撮影に備えています。タイムリープするお話なので、“後々のことを考えると、ここはこうリアクションした方がいいのかな”と思う部分も多いし、毎日決まった時間に作品の世界に入り込まないとダメなんですよ。 ■力み過ぎずに、新しい芝居を見せていきたい ――同作には過激なシーンも多く、神崎自身も人間の獣性と向き合っていくこととなる。センシティブな作品だからこそ、役を引きずることもありそうだ。 引きずらないタイプだと思っているけど、肉体的に追い込まれているときは「引きずっているね」って言われることはあるかも。芝居で発散するエネルギーって無限に生まれてくるわけじゃないから、出し切ったら空っぽになっちゃうんですよ。 そういうときに人に会うと「役が抜けてないんじゃない?」って言われたりして。でも芝居で出し切れたってことだから、いいことなんですけどね。 ――集中力が必要な現場だからこそ、リフレッシュも大切だ。北山のリフレッシュ方法を聞いてみると? みんなでお菓子を食べるのは、撮影の合間のリフレッシュ方法ですね。今までの経験上、現場で駄菓子が人気になるんですよ。なので、今回も駄菓子を差し入れしようかなって思っていて。 みんな「ありがとうございます」って言ってくれるけど、「ただ離婚してないだけ」(2021年テレ東系ほか)の制作チームと一緒だから「またかよ」って思われちゃうかな(笑)。食べやすいサイズでおなかにたまるものも探したいなぁ。ちょっといいチョコでも持っていこうかな。 ――過去にも共に作品を作り上げてきたチームとの再タッグ、気合とリラックスのいいバランスを取りながら撮影に臨めそうだ。 再タッグを組めることは本当にありがたいこと。成長した自分を見せたいと思っています。かといって力み過ぎずに、新しい芝居を見せていきたいです。 取材・文=高橋梓