テレ朝「世界水泳」歴史に幕 マスターズ中継も撤退“危機”
【芸能 覆面座談会】大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースがヤンキースを破ってワールドシリーズを制覇。日本国内も大いに盛り上がりました。おなじみのメンバーが「覆面座談会」で注目のニュースを掘り下げます。 【写真あり】競泳ニッポン 選手から日水連への批判続出 リポーター テレビ朝日が水泳の世界選手権「世界水泳」の中継から撤退するとスポニチが報じていたね。 本紙デスク 来年のシンガポール大会は放送予定だけど、それ以降撤退するようだ。2001年から約四半世紀もの間、中継してきただけに寂しいね。 ワイドデスク テーマソングとして浸透したB’zの「ultra soul」を大会のたびに聴くのも一つの醍醐味(だいごみ)だった。やはり金銭面の影響かな? 週刊誌記者 放映権や制作費が高騰。さらに円安が重なったことが大きいみたい。 ワイドデスク 水泳界の盛り上がり不足も指摘されている。かつての北島康介のようなスター選手が不在。日本代表は今年の世界水泳のメダルが4個、パリ五輪も2個と厳しい結果だった。関係者も「盛り上がる要素があれば、赤字でも放映する価値はあるけど…」と漏らしていた。 リポーター ほかのスポーツ中継も撤退の波が来ている。テレ朝は今年、海外メジャー「全英オープン」の中継も撤退した。これも最初にスポニチが報じて、5億円とされる高額な放映権料がネックとしていたね。42年間にわたり中継を続けていただけに衝撃が走った。 週刊誌記者 ゴルフの4大メジャーと呼ばれる大会の中でTBSの「マスターズ」だけが唯一の地上波放送になった。こちらは大丈夫かな? 本紙デスク TBSはマスターズを1976年から放送していて来年が節目の50回目。局内でも気合が入ってるみたいだけど、赤字額は大きい。撤退も検討はされているようだ。 ワイドデスク 五輪ですら危うい。パリ五輪は各局が放送したけど、各局の赤字は10億円を超える規模だったと聞く。NHKと民放は32年まで五輪の放映権を有してるけど、早かれ遅かれ議題には上がりそうだ。 リポーター サッカーのW杯アジア予選も地上波放送はホーム試合のみ。アウェー戦は有料インターネット配信などに移っている。世界的なスポーツイベントを無料で見られる時代はもう終わってしまうのかもしれないね。 週刊誌記者 テレビ中継がファンを増やしたり競技の盛り上がりにつながるのは間違いない。地上波中継が激減したあるスポーツは競技人口まで激減してしまったという統計もある。これ以上の撤退の流れが止まることを願うばかりだよ。