大阪・四條畷市長選に2氏 「公募」候補と元市議の新人対決 国内8年ぶり電子投票へ
任期満了に伴う大阪府四條畷市長選が15日告示され、いずれも無所属新人で元市職員の銭谷(ぜにや)翔氏(36)、元市議の渡辺裕(ゆたか)氏(50)の2氏が立候補を届け出た。同市長選では平成25年1月以来約12年ぶりの新人同士の対決。公共施設の再編など今後のまちづくりなどを争点に選挙戦が展開される見込みだ。 【写真】タブレット端末を使った「電子投票」のイメージを披露する担当者 銭谷氏は午前9時、JR忍ケ丘駅西口で出陣式。現職の東修平氏(36)の政治団体の公募で選ばれた後継候補として東市政を継承し「皆さんの挑戦、困難などの声をすべて受け止め、市を前に進める」と強調。安全・安心なまちづくりも進めると約束した。 渡辺氏は午前10時半、同駅東側で出発式。市議5期の経験から「ハコモノ行政をなくし、無駄を省く」との考えを示し、50年間住み続ける同市で「働き抜き、土になる」と訴えた。市長の給与3割カット、退職金や市長交際費を0円にするなどの公約を掲げた。 また、渡辺氏の市議辞職に伴う市議補選(欠員1)も15日告示され、新人2氏が立候補を届け出た。 市長・市議補選ともに投開票日は22日。国内の選挙で約8年ぶりの電子投票で行われる。期日前投票は16日から。14日現在の選挙人名簿登録者数は4万5448人。