火事で失われた「子どもたちの居場所」再建目指す 標茶町から
道東の標茶町では、NPO法人が、火事で使えなくなってしまった「子供たちの居場所」を再建しようと、クラウドファンディングに挑戦しています。NPO法人みなみなプレイスは、釧路管内にある自然豊かなマチ・標茶町で福祉の仕事をしています。現在は、2か所の放課後等デイサービス事業所「放課後クラブ みなみな」「のんびり学屋まなぴあ」、就労継続支援B型事業所「みなやんworks」「地域活動支援センターSIRI」を運営しています。しかし運営する放課後等デイサービスのひとつ「のんびり学屋まなぴあ」が火事で全焼してしまいました。 「まなぴあ」とは、「学び」と、英語で「仲間」を意味する「peer(ピア)」を組み合わせた言葉です。 人との関りや社会のルールなどを仲間と一緒に学びあいながら、心も体も成長してほしいという願いを込めたそうです。 放課後等デイサービスとは、支援の必要な子どもや発達に特性のある子どもが、放課後や長期休暇に利用できる福祉サービスです。子ども1人1人に合わせた自立支援や、日常生活の充実のための活動などを行っています。「まなぴあ」では、毎日10人近くの子どもたちが利用していましたが、火事により、その居場所が突如、失われてしまいました。現在臨時で別施設を借りて支援を提供していますが、来年の6月頃に新たな事業所を立ち上げる予定です。
新事業所の設立に向けて、現在クラウドファンディングに挑戦してます。新事業所立ち上げ資金として、約4000万円の資金が必要といい、そのうち500万円をクラウドファンディングで募集しています。支援を必要としている子どもたちの数が増えてきていることから、こういった子どもたちの居場所づくりは非常に重要だと考えているといいます。