Pikmin Bloom Tour 2023：京都（岡崎エリア）のマップ

2023年11月12日に位置情報ゲーム『Pikmin Bloom（ピクミンブルーム）』リアルイベント「Pikmin Bloom Tour」第3回である「Pikmin Bloom Tour 2023：京都（岡崎エリア）」が開催されました。2023年の「Pikmin Bloom Tour」はこれで終了です。イベントに参加したライター岡安が、編集安川に報告します。 【画像】目的は3つのチャレンジをクリアすることですが、スペシャルスポットからもらえる金の苗など、楽しみは盛りだくさんです 街を再発見！　イベントで味わえた“ゲームの本質” 岡安：行ってきましたよ、京都。 安川：お疲れ様です。「Pikmin Bloom Tour」ですよね。どうでしたか。 岡安：京都と言えば任天堂ですからね。まさに聖地巡礼って感じでした。 安川：任天堂に縁のある場所を回るツアーだったんですか？ 岡安：いえ、全然。岡崎エリアという、あまり聞いたことがない場所でした。京都御所の東側、祇園の北側って感じですね。 安川：どれどれ。ああ、平安神宮とかある場所じゃないですか。 岡安：そういえばありましたね。まあ、そこをぐるっと散策する感じです。イメージ的には前回の横須賀よりも距離は短く感じました。 安川：基本的には横須賀と同じような感じだったんでしょうか。 岡安：そうですね。エリア内に登場する12カ所のスペシャルスポットを回ります。それぞれが、岡崎エリアの名所で、スペシャルスポットに触れるとその場所にちなんだデコの金の苗がもらえます。あと、ツアー専用のチャレンジがあって、それをクリアするのが目的ですね。 安川：紅葉の季節ですし、めちゃめちゃ混んでたんじゃないですか？ 岡安：たしかに、国内外から人気の観光スポットで、オーバーツーリズムが叫ばれている場所なので、混み合うことを覚悟していたんですけど、そこまでではありませんでした。 安川：へぇ、そうなんですか。秋の京都、最高なのに。 岡安：まず今回のツアーのマップやサンバイザーを配布している「みやこめっせ」を目指しました。周辺にはコンサートホール、美術館、動物園、公園が隣接していて、みやこめっせ自体もイベントホールなので、このへんに住んでいたら週末のおでかけは、毎回このエリアでお腹いっぱいになりそうです。刀剣とか着物とかインバウンド向けの店は並んでいたので、ちょっとマニアな人たちは来るのかもしれません。 安川：「Pikmin Bloom Tour」はどうだったんですか？ 岡安：「琵琶湖疏水」って知ってます？　なんか明治維新で京都から東京に遷都したことで、人口が激減し、都市再生のために行われた事業らしいんですけど、琵琶湖から引いた疏水を使って、工場の建設、水運による物資の運搬など人や物の動きを活性化させたんですって。 安川：へえ、明治維新以降で、こんな大きな事業があったんですね。あのへんの水路は全部鴨川の水かと思っていました。「Pikmin Bloom Tour」はどうだったんですか？ 岡安：結構な街中に水力発電所もあって、観光地としてもおもしろい場所でしたよ。京都は名所が多いので、そういう歴史はどうしても地味に感じてしまいますけど、Nianticの理念であるゲームを通じて外に出て、街を再発見するのにぴったりだったんじゃないですかね。 安川：めちゃめちゃ街を再発見しているじゃないですか。たしかに、有名な観光地を巡ることが目的になると、道中の景色や歴史に深く考えることも少ないですから、「ザ・京都」が集まっている四条周辺から少し離れているからこその発見だったのかもしれないですね。 岡安：で、「Pikmin Bloom Tour」の特徴なんですけど、スペシャルスポットからゲットできる金の苗は、獲得しにくいデコのものが多いんですよ。映画館は結構見かけるものの、映画館のある場所はレストランとかカフェとかハンバーガーショップとかスーパーマーケットとかファッションとか、ほかのデコのスポットも探知機にひっかかって、なかなか思い通りにいかないんです。でも今回は確実にゲットできるのでうれしいですね。公園は四つ葉のクローバー限定で、みちばたはコイン限定なのもありがたいです。個人的には、テーマパーク、美術館、動物園、みちばた（コイン）、橋あたりをコンプリートしていないので、新しいピクミンの種類がゲットできるのを楽しみにしていました。 安川：結果はどうでしたか。 岡安：動物園と美術館の2カ所を新たにゲットできました。 安川：スペシャルスポットとなった場所は見学したんですか？ 岡安：どのくらいのボリュームというか、距離があるかわからなかったので、とりあえずはクリアすることを優先しました。横須賀のときは飲食店や土産物屋など、気軽に入れそうなところが多かったんですけど、今回は美術館とか動物園とか大物があったのでちょっと躊躇してしまいました。あとは周りから見て楽しみましたよ。 以下、「Pikmin Bloom Tour 2023：京都バッジ」と今回のイベントでゲットしたピクミンたちです。 安川：なるほど。たしかに、動物園なんて行ったら、それだけで1日楽しめちゃいますもんね。 岡安：あと、横須賀はスペシャルスポット以外もイベントを応援している雰囲気がありましたが、今回は、アーケードのスピーカーから『ピクミンブルーム』のBGMが流れていたり、店にサンバイザーを飾っていたり、ステッカーを配布していたりといったのは古河町商店街くらいでした。 安川：まあ、マップを見る限りだと多くが施設や名所ばかりですし、仕方ないでしょうね。 岡安：そういえば、8月に開催された「Pokémon GO Fest 2023：大阪」に参加したときは、前乗りして、京都に立ち寄ったんですよね。そのときはものすごく暑くて、京都の街を散策するのもひと苦労でしたが、今回は本当に快適でした。同じ街を歩いているとは思えないくらい。 安川：1日中歩き回るには今の時期が最適ですよね。雪国でなければ秋や冬のほうがいいかもしれません。 岡安：『ピクミンブルーム』も『ポケモンGO』もリアルイベントはグローバルで企画されているので、本国の決定かもしれませんが、もう少し日本の暑さを知ってほしいところです。とにかく、今回は日帰りの弾丸ツアーでしたけど、かなり充実していました。 安川：それはなにより。来年も期待できそうですね。 著者 : 岡安学 おかやすまなぶ eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』（秀和システム刊）、『INGRESSを一生遊ぶ！』（宝島社刊）。@digiyas