10位浦和の課題は? クラブOBの元日本代表DFが私見「徹底されていない部分が気になっていて」
「ハイプレスじゃないけどハイライン」
現役時代に浦和レッズなどで活躍した元日本代表DFの坪井慶介氏が、那須大亮氏のYouTubeチャンネルに出演。古巣である浦和の現状について語った。 【動画】那須大亮&坪井慶介&太田宏介がJ1の中位&残留争いを語る! 昨季はアジア・チャンピオンズリーグで優勝し、J1で4位だった浦和は、今季はペア・マティアス・ヘグモ監督を招聘し、新体制でスタート。ただ、思うような戦いはまだ見せられておらず、24節終了時点で10位に甘んじている。 クラブOBである那須氏は失点数の増加を問題視。昨季はシーズンで27失点だったが、現在はすでに34失点を喫している。 これについて、坪井氏が見解を述べる。 「ヘグモ監督は、もっとハイプレスで行くのかなと思っていた。当初、やるって聞いていて。ハイプレスをするからにはハイライン。だけど今、そんなにハイプレスじゃないけど、ハイライン。それはやっぱり、裏に行かれるよねという。裏を狙うでしょ。そこのところをどういう風に整理しているのか。ディフェンスラインとか(GKの西川)周作には相当な負担がかかっているんじゃないかと思っていて。 行かないなら行かないで、去年は結構行かない時はちゃんとスペースを消して、強固な守備ラインを作っていたわけだけど、今年に関しては、そこが徹底されていない部分が、ちょっと気になっていて、ずっと。行くなら行くで、もっと行った方がいいんじゃないかなって気もするし。そこがどれくらい共有されているのか」 さらに、4-3-3のシステムを採用するなかで、中盤の守備も気になるという。 「(サミュエル・グスタフソンは)アンカーで、(インサイドハーフの)伊藤(敦樹)と安居(海渡)の関係も、守備の時のグスタフソンは、すごく守備強度の強い選手ではないから、ここのところの脇のケアをどれくらいやっているのか。時々、ダブルボランチにもしてるけど」 一方、昨季はシーズンで42得点だったのに対し、今季はここまで39得点を挙げている。攻撃面の充実ぶりを坪井氏は「すごく良いこと」と評価。「失点の部分が減れば、引き分けで終わる、勝ちに持っていけるのが、絶対増える」と述べた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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