「Jリーグとは比べ物にならない」神戸MF扇原貴宏がトッテナム戦で痛感した差は? ボスとの再会で感慨「『今でも見てる』と」
「精度は見習うべきものがたくさんあった」
7月27日に開催されたプレシーズンマッチで、ヴィッセル神戸は33年ぶりに来日したプレミアリーグの名門トッテナムと国立競技場で対戦。開始9分で大迫勇也が先制点を奪うも、相手エースのソン・フンミンにもネットを揺らされるなどし、打ち合いとなった末に2-3で敗れた。 【動画】「Taka!」あまりにエモい扇原とポステコグルー監督の再会 昨季のJ1王者はワールドクラスのタレントを揃える相手に、テンポの良いパス回しでゴールを奪われたほか、プレスをかけても抜群の個人技で上手く剥がされる場面も。チームや個の能力で差を見せつけられる結果なった。 試合後、ボランチで先発した扇原貴宏を直撃。戦ってみての感想を訊くと、率直な答えが返ってきた。 「やっぱりレベルが高かったなと。本当に要所要所のレベルの高さは痛感させられました。スピードが上がった時の精度はやっぱり、Jリーグとは比べ物にならないぐらいレベルが高かったなと思います。 この暑さもあったんですけど、ちょっとでもスライドが遅れてしまうと、くさびを通されてしまったり、間を通されることもあったので。あれだけのパススピードで、あれだけのグラウンダーのパスを当たり前に通してくるので、やっぱりそこは上手かったですね。1つ1つのトラップ、1タッチもほぼズレないので。アタッキングサードに入った時の精度は見習うべきものがたくさんあったと思います」 トッテナムを率いるのは、かつて横浜F・マリノスで共にJ1制覇を成し遂げたアンジェ・ポステコグルー監督だ。扇原は「人としても監督としてもリスペクトしている」恩師との再会を「この試合が決まった時からすごく楽しみにしていた」ようだ。 「プレミアリーグで監督をやっているのは本当にすごいことですし、今シーズン、個人的にはやっぱりトッテナムを応援したいです。サッカー界、こうやってまたどっかで会えるのはすごく良いこと。『今でも見てる』と言ってくれました。本当にボスはサッカーが大好きで、色んなサッカーを見ているので、僕自身少しでも活躍してボスの元に活躍を届けられたらなと。本当に刺激をもらっている存在なので、またこれをきっかけにしっかりと頑張っていきたいです」 横浜から神戸加入3年目、10月で33歳となる扇原。トッテナム戦で得た気付きを発奮材料に、次にボスと会う際には、より成長した姿を見せられるか。 取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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