駐車スペースをめぐって住民とコンサート客がもめるのは日常茶飯事! クルマをぶつけられて謝罪を求めたら「脅迫」といわれ…【みどり独乙通信】
海外で事故を起こしても謝るなというのは本当だった
また、家の前に駐車していた納車からわずか数カ月のピカピカの愛車が、2軒隣のアパートに住む若い女性がバックに失敗して、大事な愛車をボコボコにされたこともあります。それでも彼女は一切謝らず、言い訳ばかり。「ただ、素直に認めてすみませんでした、となぜ謝らないのですか?」と何度も聞いたら、その女性の職場の上司という男性が私に電話をかけてきて、「私の部下を脅迫するのは止めてほしい」と呆れたことを言い出すではありませんか。いやいや、謝罪を求める私が脅迫になる? 酷い話ですよね。 海外で事故を起こしても謝ってはいけない、というのを以前から見聞きしましたが、この時によ~く思い知らされました。おまけにこの女性は無保険ということがわかり、弁護士に依頼するハメになるという最悪な事態へと発展しました。私のクルマは駐車中で運転手不在だったため、もちろん過失割合はゼロです。それでも絶対に謝りませんでしたね、この女性。これがドイツで一番治安が良いとされる大都市で起きる日常です。 最近はコンサートや大型イベントの際には、警察や市の職員の方が精力的に駐車禁止の切符を切ってくださっていますが、その額は最高でも40ユーロ(約6500円)とそんなに高くないのでなかなか違法駐車が減らないのが現実ですし、暗がりでは当ててもバレないと思ってそのまま逃げてしまうんでしょうね。 コンサートが始まっても駐車場を探して近所を何周も回っているクルマも見かけますし、コンサート後には渋滞でなかなか出られずイライラした怒りでクラクションを鳴らしまくるクルマであふれ……。きっと日本でも観光地近辺にお住まいの方は同じ状況なのでしょうね。
池ノ内みどり
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