DuelJewel隼人が語る今年の集大成!全国ツアー最終公演は「本当に安心して演奏できた」
5人組ヴィジュアル系ロックバンド「DuelJewel」が14日、東京・池袋harevutaiで全国ツアーの最終公演を行った。9月から3カ月にわたって精力的に全国を巡り、19本のライブを敢行。その集大成となるこの日は約2時間半で21曲を熱演。異例のダブルアンコールまで起き、メンバーとファンが一体となって師走の寒さを吹き飛ばした。ステージを終えた直後のボーカル・隼人を直撃。今ツアーの手応えや、次のツアーへの意欲を聞いた。 ――きょうのライブはすごく楽しんでいるように見えました。ファイナルのステージはいかがでしたか。 隼人「9月から始まった長いツアーだったので、この期間中に演奏面や歌、演出面での調整を重ねながら進めてきました。どうやったらもっとよくなるかをずっと考え続けてきて、その集大成をきょうのステージで見せられたことが嬉しいです。本当に安心して演奏できたというか、いい意味で余裕を持って臨むことができました」 ――ツアー全体を振り返って、どんな手応えがありましたか。 隼人「お客さんも自分自身もどうやったら楽しめるかというのをすごく考えながらツアーを回れるようになりました。前向きな気持ちで臨めるようになったのは1年ぐらい前からです。以前は発声障害を抱えていたので、1本1本のライブが“限界勝負”でした。ツアーを終えられるのかという心配をした時期があまりに長くて…。バンド復活後はブランクを埋めつつも、自分自身がどこまでできるのかというのを考えていましたが、この1年で行った計3本のツアーはポジティブな気持ちで回れて、中でも今回はポジティブな気持ちが強かったです」 ――10月にスポニチアネックスのインタビューで「今が全盛期」だと仰っていました。お客さんにもそれが実感できるようなツアーになったんじゃないでしょうか。 隼人「ありがとうございます。全公演で同じセットリストがなく、古い曲も掘り起こしながらツアーを回っていく、昔から応援してくださっている方や少し足が遠のいていた方にも楽しんでもらえるセットリストになったと思います。コロナ禍以降に、特に意識してきた部分で、スタッフも含めて演奏や演出の負担は大きいのですが、毎回挑戦を続けてきた結果、過去を振り返っても完成度の高いツアーになったと感じています」 ――最後に次のツアーに向けての意気込みをお願いします。 隼人「来年4月からのツアーは音源がない状態で回る形になります。時代を分けた楽曲群でダブルコンセプトのツアーというのは長くバンドを続けてきたからこそできることだと思います。楽曲が増えたからこそ、今振り返って楽しめる曲や今の僕らがやるから説得力が高まる曲がきっとあるはずです。そういう意味では、過去と今の自分たちを統合するようなライブになるはずです。僕たちもどんなツアーになるのか非常に楽しみにしています」