福島県泉崎村の地酒「愛郷の輝き」完成祝う 村内で報告会 フルーティーな仕上がりに
福島県泉崎村で地酒造りに取り組む「愛郷の輝き交流事業」の新酒発表と事業報告会は17日、村内の泉崎カントリーヴィレッジで開かれた。関係者が純米吟醸「愛郷の輝き」の完成を祝い、新酒を楽しんだ。 農業体験を通じて地酒造りに親しんでもらおうと、2005(平成17)年から行っている。鏡石町の岩瀬農高の生徒や地域住民らが5月に田植えを体験した。村産の酒造好適米「夢の香」で白河市の有賀醸造が醸造した。 報告会には約30人が出席。実行委員会の菊地幸次会長と箭内憲勝村長、岡部英夫村議会議長があいさつした。同醸造の有賀裕二郎常務兼杜氏(とうじ)が「今年は酵母を変えて醸した。リンゴのような香りが漂い、フルーティーに仕上がった」と紹介した。 愛郷の輝きは生原酒と火入れの2種類。価格はいずれも税込みで1・8リットルが3300円、720ミリリットルが1650円。村農産物直売所「はにわの里」や村内のコンビニエンスストアなどで取り扱っている。問い合わせは村産業経済課へ。
(県南版)