【大学野球】自らの手で取り戻した特別なエース番号 「11」に恥じない投球を誓う明大・藤江星河
7回は右腕・松本直(2年・鎌倉学園高)、8回からの2イニングは154キロ右腕・浅利太門(4年・興國高)が締めた。浅利はプロ志望届を提出しており、ドラフトに向け、多くの球団が注目している。この日は9回に1失点し「藤江、松本からのゼロをつなぐことができなかった」と反省を口にしたが、8回は三者連続三振と圧巻の投球。田中監督は「ブルペンから良い報告を受けていた。最後は浅利と決めていた。真っすぐと分かっていてもとらえられないのは、相手打者からしても打ちづらいものがあると思う」と、長身から繰り出されるストレートの質を称賛していた。 やはり、最後の秋は4年生の力が必要不可欠である。ここに来て状態を上げてきたのは、好材料。3年生の好投手と切磋琢磨しながら、チーム力でリーグ戦を勝ち上がっていく。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール