阿部監督 高梨、ケラーをあえて前夜打たれた打者にぶつけリベンジ成功「僕、そういうの好きなので」
◇セ・リーグ 巨人4―3ヤクルト(2024年6月23日 東京D) 巨人の阿部慎之助監督(45)が23日のヤクルト戦(東京D)で強い思いを込めた投手リレーを見せた。 【写真】<巨・ヤ>2回を投げ終えベンチで阿部監督と話す又木 4―0から1点差まで詰め寄られて迎えた7回。4番手としてマウンドに送ったのは前日ヤクルト打線に痛打され、今季初黒星を喫していた8年目左腕・高梨だった。 高梨は22日、0―0で迎えた8回に2番手として登板したが、2死走者なしから長岡に三塁打されたあとで村上に痛恨の先制適時打を許し、これが相手の決勝点となった。 だが、それから一夜明けたこの日は前夜と同じく西川、丸山和を打ち取ったあとで長岡を左邪飛に仕留めて3者凡退。イニングまたぎとなった8回には村上にフェンス際まで運ばれるも左飛に打ち取り、ここで“お役御免”となった。 そして、高梨のあとにマウンドへ送り出したのは、こちらも前日、高梨のあとに登板してサンタナに手痛い一発を浴びていた元虎戦士の右腕・ケラー。いきなり打席に迎えたサンタナは四球で塁に出したが、続く山田を遊ゴロ併殺打に仕留めて得点を許さなかった。 前日打たれた打者にあえてぶつけ、見事にリベンジさせた阿部監督は“やられたらやり返す”という意味か問われると「そうですね」と認め、「僕、そういうの好きなので」としてやったりだった。