東京スカイツリー隣接地でスーパーとホテルの建設始まる 2015年12月にオープン
東京スカイツリーの東側に隣接する墨田区押上地区の京成電鉄本社跡地で、旧本社ビルの解体と商業・宿泊施設の建設工事が始まった。スーパーの「ライフ」やホテルチェーンの「リッチモンドホテル」が入居し、2015年12月にオープンする予定。東京スカイツリー周辺では、開業に合わせて商店街の一部移転など再開発が進んでおり、東側敷地では古くから建つ京成電鉄本社ビルが残る形になっていた。
京成電鉄本社跡地に建設中のビルは、地下1階、地上13階。延床面積は約2万7000平方メートル。京成電鉄がスーパー大手の「ライフコーポレーション」とリッチモンドホテルを経営する「アールエヌティーホテルズ」に賃貸する。東京スカイツリー近隣は昔ながらの下町が広がっているため、大きなスーパーやホテルがなく、それぞれ地元住民や観光客の利用が期待されている。 計画では、地下1階から地上2階が商業施設に、地上3階と4階が駐車場に、5階以上が宿泊施設になる。宿泊施設は270室規模になる予定。建設地のほぼ真下には、京成電鉄押上線、都営浅草線、東京メトロ半蔵門線、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)が通っており、交通の利便性が高い。 京成電鉄の旧本社ビルは、1967年11月に竣工。老朽化が進んでいたことや敷地の有効利用のため、今年9月に千葉県市川市八幡3の京成八幡駅前に本社を移転した。新本社は、地上7階、地下1階で延べ床面積1万3141平方メートル。京成バス社員を含む約400人が勤務している。