『離島孤立』を想定 “熊本初の大規模訓練” 海上自衛隊の揚陸艇「LCAC」が物資輸送
熊本放送
災害で天草地域が孤立したことを想定した熊本県内では初めてとなる大規模な訓練が行われました。 【写真を見る】『離島孤立』想定 熊本県初の大規模訓練の様子 訓練には、国や自治体、民間事業者など30の機関から約700人が参加。今年1月の能登半島地震では、道路や通信の寸断による復旧作業の遅れが課題となったことから、今回県内では初めて天草地域の孤立を想定した訓練となりました。 苓北発電所では、海上自衛隊の輸送艦「しもきた」が岸壁に接岸。船体横のドアから積み荷を降ろせるかを確認し、長崎県佐世保市から運んできた自衛隊や通信会社の車両を降ろしました。 熊本県 亀崎直隆副知事「こういう大きな輸送艦はある程度施設が必要、事前に把握しておくのが大事だと思う」 その後… 記者「いま、大きな音を立て、水しぶきを上げながら、海上自衛隊のLCACが上陸しました」 上天草市の樋合海水浴場に上陸したのは、エアクッション型揚陸艇「LCAC(エルキャック)」です。 道路などが被災し使えない場合に海から物資を運ぶもので、東日本大震災や能登半島地震でも使用されました。 そして、LCACから届いた医薬品などの緊急物資を離島へ運ぶのは民間のドローンです。約20キロ離れた樋島へと向かいました。
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