45万円払ったのに、苦痛すぎる14時間 「飛行機で見知らぬ幼児を膝に乗せる苦行」を強いられた女性が苦言
19歳のオーストラリア人女性が、アラブ首長国連邦からの帰国便で見知らぬ幼児を膝の上に乗せて搭乗を強いられるという前代未聞の事態が発生し、航空業界に衝撃が走っている。 【画像】飛行機で見知らぬ幼児を14時間も膝に乗せることになった女性 シドニー・モーニング・ヘラルド紙によると、アスリートのリリー・ウィンワードさん(19)は、アテネでの陸上競技大会から帰国する際、エティハド航空の便で中継地のアブダビに到着。航空会社から登場予定の便が超満員のため、ホテルで一泊するよう告げられた。 しかし、スポーツウェアとタンクトップ姿でアブダビの町中にあるホテルへ向かうことに不安を感じ、さらに見知らぬ乗客から執拗にタクシーへの同乗を迫られていたウィンワードさんはパニック発作を起こしてしまう。 航空会社スタッフは、元の便に搭乗できる代わりに、見知らぬ乗客の幼児を膝の上に乗せて14~16時間のフライトを耐えるという条件を提示。3000ドル(約45万円)もの運賃を支払った乗客に対するこのような対応について、ウィンワードさんは「到底受け入れられない」と述べている。 この件について、ウィンワードさんと旅行代理店は航空会社に繰り返し苦情を申し立てているが、未だ回答は得られていない。また、なぜ家族連れやカップルではなく、一人旅の若い女性が便から外されたのかという疑問の声もネット上ではあがっている。