開催すれば激しい渋滞も 県道の土砂崩れで7万人訪れる「花桃まつり」中止 復旧めど立たず
長野県阿智村の春の風物詩「花桃まつり」が今年は中止となることが分かりました。原因は近くの県道の土砂崩れ。通行再開のめどが立たず、村は「非常に残念」と話しています。
■復旧のめど立たず…中止
色鮮やかな花桃。例年、4月中旬から阿智村の月川温泉郷・花桃の里をメイン会場に「まつり」が開かれています。 期間中はおよそ7万人が訪れる人気です。
しかし、今年はー。 阿智村役場・商工観光課長: 「県道園原インター線の復旧のめどが立たないということで『花桃まつり』としての開催は行わないことになりました」 原因は花桃の里に通じる県道の土砂崩れ。3月5日に発生し、通行止めが続いています。 県によりますと、雪解け水などが原因とみられています。 現在も小規模な崩落が続き、工事が始まっておらず通行再開のめどは立っていません。
■「非常に残念」
花桃の里に行くには東京・長野方面からは飯田山本インターで降り、住民の生活道路となっているう回路を使わなければなりません。 村は祭りを開けば激しい渋滞も予想されるとし、中止を決めました。 阿智村役場・商工観光課長: 「コロナで2、3年くらい縮小してきて昨年、普通に戻ったけど、ここにきてまた、こういう形になるのは非常に残念なことだと思います」 村や阿智昼神観光局は今後、ホームページなどで周知していくことにしています。
長野放送