4630万円誤給付事件の田口翔被告、判決に思い「日々の行動で示すしかない」
山口県阿武町が誤って給付した新型コロナウイルス関連の臨時特別給付金4630万円をオンラインカジノで使おうと、全額を別の口座に振り替えたとして電子計算機使用詐欺罪に問われ、有罪判決を受けた田口翔被告が、12日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。控訴審の判決を受け、思いをつづった。 広島高裁は11日の控訴審で、懲役3年、執行猶予5年とした1審山口地裁判決を支持し、弁護側控訴を棄却した。 田口被告は「私個人としましては広島高裁が終わっても終わっていなくても特別に感じる事、思う事はなく、心の重荷がなくなった等も勿論ありません」と率直な思いを記した。 続けて、「昨日と違うのは高等裁判が終わった事、そして『阿武町4630万円誤送金』より2年以上の月日が経ちましたが、迷惑をかけた方々への謝罪の気持ち、手を差し伸べてくれた方への感謝の気持ちは変わらない事、また、以前は気が付かなかった事にも気づく事ができるようにもなり、本日改めて自身の気持ちを再確認できました」と述べた。 「お世話になった方々に恩返をする。と口で言うのは簡単なものの、日々の行動で示すしかないので明日も締切の迫っている仕事と向き合い精一杯努力したいと思っています」とつづった。