京急、純利益48・4%増 運賃改定に効果 羽田空港への輸送もインバウンド中心に好調
京浜急行電鉄(横浜市西区)が8日発表した2024年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比48・4%増の136億6300万円だった。交通事業の運賃改定による効果や、ゴルフ場を運営する「長野京急カントリークラブ事業」の承継に伴い法人税が減少したことなどから、増収増益となった。 売上高は10・1%増の1409億5700万円。営業利益は37・6%増の190億円だった。 鉄道の輸送人員は2・9%増。移動需要が回復したことに加え、昨年10月に実施した運賃改定の効果もあり、交通事業全体の営業利益は90・8%増の117億400万円となった。中でも羽田空港への輸送が好調に推移。第3ターミナル駅の輸送人員は、インバウンド(訪日客)を中心に14・2%増加した。バス事業においても昨年実施した運賃改定の影響で、営業利益は約2倍に伸長。一方、タクシー事業は運転手不足で、7千万円の営業赤字となった。
神奈川新聞社