「賃上げ<物価高」は本当なのか!? 働くオトコの金銭事情最新アンケート!
続いて、いわゆる「ラーメン1000円の壁」について聞いたのがQ11(ラーメンを食べる習慣がない人もいることを考慮し、定食も加えて聞いている)。半数以上の人は昼でも夜でも「1000円の壁」があるようだが、好きな店なら気にしない、あるいは常に気にしないという人も全体の5分の1ほどいた。 さらにQ9とクロス集計してみると、中にはランチ平均予算が400円以下なのに「ラーメン1000円の壁」はないというツワモノも全体の3%ほど。ラーメン(もしかしたら定食好きの人もいるかもしれないけど)強し! もうひとつ興味深いのは、世代別にクロス集計すると、上の世代ほど「ラーメン1000円の壁」を感じるという人が多かったこと。50代ではなんと74%に及んだ! デフレが続いた「失われた30年」を、ずっと社会人として生き抜いてきたがゆえの節約意識なのかも。 では、飲み会についてはどうか? まず参加頻度(Q12)を聞くと、なんと「ほとんど行かない」が全体の半数以上。月6回以上(≒週1を明らかに超えるペース)で飲みに行く人は全体の5%にとどまっており、社会の変化を感じるところだ。これも上の世代ほど行かない人が多い傾向が見て取れたのだが、コロナ禍で「ふらっと飲みに行く」習慣がなくなったということなのかもしれない。 飲み会の平均予算(Q13)は、3000円以下から5000円あたりまで見事にバラけた。ただし、こちらは予想どおりというべきか、世代が上になるほど高額になっており、50代の最多は4000円台だった。たまに行くからいいところで飲みたいという「一球入魂」の意識のあらわれなのか、それとも「行くのはお金を持っている人だけ」という身もふたもない真実のあらわれなのか......。 ■有料サブスクは少数派、ポイ活は多数派 その他の質問についても見ていこう。エンタメ系有料サブスクの月額金額(Q14)は、ほぼ半数の人がゼロ。確かに、無料でも楽しめるものはいくらでもあるしなあ。ただし、これも世代ごとの傾向が顕著で、20代では加入ゼロが約3割だったのに対し、50代は2倍以上の65%に及んだ。 ちなみに、グラフでは「5000円以上」でひとくくりにしてしまったが、合計1万円以上と回答した人もちらほらいて、その中には「有料サブスクに10個以上入っている」という猛者も数人。手当たり次第に入っては無料期間を過ぎても解約を忘れてしまうタイプなのか、それとも気合い入りまくりのエンタメどっぷり人間なのか、詳しく聞いてみたいところだ。