「賃上げ<物価高」は本当なのか!? 働くオトコの金銭事情最新アンケート!
そこで次に、【物価高】に関するアンケート結果を見ていこう。 Q5「物価高で起きた変化」を見ると、近年の物価高の生活への影響は人によりさまざまだが、「今のところ問題ない」(グラフには未記載)という人は約3割。多くの人はなんらかの節約や我慢を強いられており、約2割の人が新たに副業や投資、あるいは転職(グラフには未記載)を考えていることがわかった。 また体感として、価格が高くなったと感じる人が最も多いのは食品や外食費(Q6)のようだ。ただし、子供がいる人といない人に分けて集計してみた結果、子供がいる人は、人数がいればいるだけかかる上に節約が難しい電気料金、あるいはかなりまとまった出費になってしまう旅行、遊興費の高騰をより嘆いていることも判明した。中には「もう何もかもがありえないくらいに高い」という悲痛な声も......。 そんな中、昨年以降にした一番高い買い物について聞いてみると(Q7)、最多は家電製品。それにファッションアイテム、スマホ端末が続く。 なおグラフ化はしていないが、実は一番高い買い物の「金額」についても聞いている。10万円以上だったのは全体の28%。Q7の回答と併せて見てみると、そのうちの多くは最新の携帯端末や大型の家電製品だと思われるが、わずかに10万円以上のファッションアイテムを買ったという人もいた。高級なアウターかスーツ、バッグあたりだろうか。また、100万円以上の人も10%ほどいたが、これはほぼクルマか家だ。 ところで、物価高の苦しさがより切実にわかるのがQ8「趣味や遊び(飲食除く)に使うお金」だ。ほぼ使わない人が4分の1を超えており、月に1万円以下の人を足すと全体の半分に及ぶ。ただし面白いのが、この質問に対する答えで、未婚/既婚や子供あり/なしでクロス集計しても、目立つ差は出なかった。お金に余裕があるか、猛烈に好きな趣味がある人は、結婚しようが子供がいようが「使う」ということだろうか。 ■上の世代ほど飲みに行かない人多し 次は【飲食の金銭感覚】について。まずランチの平均予算(Q9)は、けっこうバラついているが、400円台から600円までの人が最多。1000円を超える人は8%にとどまっている。 じゃあ、奮発するときはどのくらいまで払うか(Q10)。これは1000円超えの人が半分以上で、1500円オーバーも20%。これくらい予算があると、選びがいがあって楽しいランチになりそう。一方で、「奮発することはない」というシビアな回答も14%いた。