オールブラックスは4日前にメンバー発表! ロバートソンHC「スピードとスキルで対抗したい」
『リポビタンDチャレンジカップ2024』まであと4日。通常48時間前に試合登録メンバーが発表されるのだが、今回オールブラックスは4日前にメンバーを発表。スコット・ロバートソンHCは日本代表戦へ向けて、このように抱負を口にした。 【PHOTO】ビリー・プロクター、ルーベン・ラヴ 「チャンスをスコアして終えたいし、スキルも見せたい。ジャパンはスピーディなラグビーをしてくるので、我々もスピードとスキルで対抗したい。今回サイズがあるFWを並べたので、セットピースで圧倒したい」 指揮官はSHキャム・ロイガード&SOダミアン・マッケンジーのハーフ団に期待することを問われると。 「ふたりともスピードがあり、チャンスを作れる。ロイの左足のキックも使っていきたい」 今ツアーで代表から引退するLOサム・ケインとSHのTJ・ペレナラについても言及した。 「サムとTJのふたりに求めるものは行動で見せるところ。もちろんリーダーシップも見せてほしいし、ほかの選手たちに手本を示してほしい。彼らが持っているチームへの愛情など、いいものがほかの選手に伝わればいいと思う」 またロバートソンHCはエディー・ジョーンズHCを警戒した。 「気を付けないといけない。予想外のプレーをしてくることもあるし、ジャパンの選手たちが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう準備してくると思うので、警戒したい」 同日、7月のフィジー戦で初キャップをマークしたCTBビリー・プロクターと代表デビューを前にしたFBルーベン・ラヴもメディア対応を実施し、こうコメントを発した。 プロクター「戦術の細かいところは言えないが、新しいメンバーが加わり、ニューフェイスが何人か入れた状態の中、試合でできたチャンスをスコアにつなげたい。エネルギーを注入してチームに貢献したい。今回のチャンスを生かして、今後メンバーに入っていきたい」 ラヴ「メンバーに選ばれてうれしい。2023年のハードワークが報われた気持ち。ニュージーランド、家族、友人を代表して試合に臨みたい。ハリケーンズでチームメイトだったTJからアドバイスを聞いて準備している。エネルギーとスキルをチームに加えて、貢献したい」 ちなみに4日前にメンバーを発表した理由はこの日の公開した練習で日本戦に向かうメンバーと欧州遠征へ向かうメンバーに分けて調整を進めたため、メディアも察するだろうと判断したため。オールブラックスの試合登録メンバーは次の通り。 1タマイティ・ウィリアムズ(クルセイダーズ)14 2アサフォ・アウムア(ハリケーンズ)15 3パシリオ・トシ(ハリケーンズ)3 4サム・ダリー(ブルーズ)5 5パトリック・トゥイプロトゥ(ブルーズ)46 6サミペニ・フィナウ(チーフ)4 7サム・ケイン(東京サントリーサンゴリアス)100 8ウォレス・シティティ(チーフス)5 9キャム・ロイガード(ハリケーンズ)5 10ダミアン・マッケンジー(チーフス)56 11マーク・テレア(ブルーズ)15 12アントン・レイナートブラウン(チーフス)79 13ビリー・プロクター(ハリケーンズ)1 14セヴ・リース(クルセイダーズ)30 15スティーヴン・ペロフェタ(ブルーズ)5 16ジョージ・ベル(クルセイダーズ)1 17オファ・トゥウンガファシ(ブルーズ)63 18フレッチャー・ニューウェル(クルセイダーズ)20 19ジョシュ・ロード(チーフス)6 20ピーター・ラカイ(ハリケーンズ)0 21TJ・ペレナラ(リコーブラックラムズ東京)87 22デービッド・ハヴィリ(クルセイダーズ)28 23ルーベン・ラヴ(ハリケーンズ)0 ※所属クラブの後の数字はキャップ数。 『ラグビーワールドカップ2019』準決勝から丸5年、オールブラックスは新横浜でどんなパフォーマンスを繰り広げるのか。『リポビタンDチャレンジカップ2024』日本代表×オールブラックスは10月26日(土)・日産スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。試合の模様は日本テレビ系にて全国生中継。