宝塚 退団会見した宙組トップ芹香斗亜とは 終始穏やかな笑み
宙組トップスター芹香斗亜(せりか・とあ)が3日、大阪市内のホテルで退団会見した。光沢のある白のスーツで登場すると、終始穏やかな笑みを浮かべ、会見に挑んだ。 芹香斗亜は2007年3月「シークレット・ハンター」で初舞台。母も元タカラジェンヌの白川亜樹。星組に配属。早くから注目され、10年「愛と青春の旅だち」の新人公演で初主演。 12年、花組に組替え。13年「フォーエバー・ガーシュイン」でバウホール初主演。15年、明日海りおのトップスター就任後は、最も近い場所で支える立場となる。 17年「MY HERO」で東上公演初主演。宙組に組替え。トップスター真風涼帆を最も近い場所で支える。19年「群盗」、21年「プロミセス、プロミセス」でも東上公演主演。 23年6月12日付で、真風の後任として宙組9代目トップスターに就任。入団17年目でのトップ就任は当時、大空祐飛・北翔海莉の18年目に次ぎ、壮一帆の17年目と並ぶ遅咲き。またOGの娘がトップスターに就任するのも過去50年で初となった。 相手役は春乃さくらで、同年9月29日「PAGAD/Sky Fantasy!」でトップコンビ大劇場お披露目を果たす。だが翌30日、宙組劇団員の急死し、2日で公演休止となった。 「3作と決めていた」という退団公演は、宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』とジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle』の2本立て。宝塚大劇場は2025年1月1日~2月2日、東京宝塚劇場は3月15日~4月27日。