カタールから日本へ、全空港へ旅客便就航可に 航空協議で枠組み拡大
国土交通省航空局(JCAB)は、カタール民間航空局(QCAA)との航空当局間協議で、日本とカタール両国間の航空便を拡大する枠組みを新設した。このうち旅客便については、両国の航空会社がすべての日本国内の空港へ乗り入れできるようにする。 JCABとQCAAが4月17日に開催した協議で合意した。カタールからの旅客便は現在、羽田と成田、関西、中部の4空港のみへの乗り入れが認められている。今回の枠組み新設により、4空港を含む全空港への乗り入れが可能となった。また成田空港へは、増便できる枠組みも新設する。 このほか、貨物便拡大の枠組みも新設する。貨物便は現在、関空のみへの乗り入れが認められており、今後は首都圏空港を除き就航できるようになる。2025年3月に始まる同年夏ダイヤの期初からは成田への乗り入れも可能となる。
Yusuke KOHASE