上々の反応「ぜひ山口へ」 NYジャパンパレードで市長が参加手応え【山口】
米ニューヨークで行われたジャパンパレード&ストリートフェアに参加した山口市の伊藤和貴市長は、27日の定例会見で「ぜひ山口に行ってみたいという声もあり、日本文化の価値をしっかり伝えることができた」と成果を強調した。 同パレードは、現地日系企業23社がつくるジャパンデー・インク主催で、ニューヨークにおける日本関連イベントでは最大規模。現地時間の11日に行われたパレードには、99団体から約2500人が参加し、観客5万人が来場した。 市からは、伊藤市長、市職員、山口祇園囃子(ばやし)保存会の会員合わせて19人が参加。フロートと呼ばれる山車のデザインには、山口七夕ちょうちん祭りや湯田温泉マスコットキャラクターのゆう太とゆう子、国宝瑠璃光寺五重塔をあしらった。ちょうちんや囃子の音色による日本的な情景の演出は人目を引き、ゆう子の人気も高かったという。
ストリートフェアでは市PRブースを設置した。「山口祇園」と書かれた鉢巻きは、用意した100枚がすぐに配布終了。3時間でプロモーショングッズ約2000個が無くなるなど参加ブースの中で1番人気だった。伊藤市長は「祭りの鉢巻きが人気で、あっという間に行列ができた。鉢巻きをした参加者がイベント会場を回り、大きな宣伝になった」と驚きを伝えた。 今回のイベント参加について伊藤市長は「大内文化を代表する祇園囃子を紹介できたことで、アメリカの方々の反応はすごく良かったという印象だ」と総括した。 市からの参加者の交通費と宿泊費やプロモーション経費で約2000万円を要した。