<光る君へ>まだ間に合う! 「少女マンガ展開」と話題のNHK大河ドラマ 3カ月分の物語を振り返る 紫式部・吉高由里子と藤原道長・柄本佑のすれ違いラブに注目
第3回(1月21日放送)では黒木華さん演じる源倫子が登場した。倫子は源雅信(益岡徹さん)の娘で、宇多天皇のひ孫。後に道長と結婚する。育ちの良いお姫様といった雰囲気でおおらかさと強さを併せ持つ人物。同回では、まひろと交流する姿が描かれ、「すっご~い。まひろさんは漢字がお得意なのね」と語りかけるシーンもあった。
第5回(2月4日放送)では、道長が右大臣家の子息であり、6年前に母を手にかけた道兼の弟であることを知ったまひろは、ショックを受けて寝込んでしまう。一方、まひろが倒れたことを聞いた道長は、自らの身分を偽ったことを直接会って説明したいとまひろに文をしたためる。風刺劇を披露する散楽の一員、直秀(毎熊克哉さん)の導きで、ようやく再会することができたまひろと道長だったが……と展開した。まひろは道長に、6年前、母を道長の兄、道兼に殺されたことを号泣告白し、視聴者は「心揺さぶられた」と反応した。
◇“いつもの廃邸”での濃厚で美しいラブシーンも話題
第9回(3月3日放送)では、まひろと道長を結びつけ、「ポジション的には少女マンガの影のヒーロー」ともいわれた直秀(毎熊さん)が悲しい最期を迎え、視聴者に衝撃を与えた。その死に責任を感じ、「余計なことをした」と後悔にさいなまれながら、必死になって穴を掘り、直秀と仲間たちを弔った道長の慟哭(どうこく)も話題になった。
まひろと道長の廃邸での濃厚で美しいラブシーンも描かれた。
第10回(3月10日放送)では、思いを募らせた道長から「あなたに再び会いたい」という漢詩を受け取ったまひろは、廃邸へと向かう。道長から「2人で遠くの国へ行こう」と乞われるまひろだったが、道長への愛を伝えながらも、「誰よりも愛しい道長様がこの国を変えていく姿を、私は死ぬまで見つめ続けます」と返す。思いが通じ合っていることを知った道長はまひろを抱き寄せ、そのまま結ばれる……。