【速報】小林製薬が「紅麹問題」社長が改めて謝罪「深刻な社会問題を招き深くお詫び」通院や通院希望者が680人程度に「厚労省と組み原因究明進める」サプリ摂取後に健康被害
小林製薬の「紅麹」を含むサプリメントを摂取後に健康被害を訴えている問題で、小林製薬の社長らが午後2時から会見を行っています。この問題をめぐっては、サプリ摂取後に腎疾患が疑われる5人が死亡、114人の入院者数の報告があるということです。 【LIVE】小林製薬の社長が記者会見 何を語った? 会見の冒頭小林社長は一連の問題について改めて謝罪しました。 (小林製薬・ 小林章浩社長) 「弊社をとりまく多大なる不安、深刻な社会問題を招いたことに改めて深くお詫び申し上げます。また、公表が先週となったことに厳しい不安がありますが、真摯に受け止め深く反省しています」
意図しない成分「構造は見えてきている」原因究明は「厚生労働省とともに組んで行っていく」
また、会見で会社側は「今後については厚生労働省が主導的に関わり、研究機関に全面的に力を借りて原因究明を行っていく」としています。 さらに、紅麹原料に混入しているとみられる『意図しない成分』について会見で会社側は、「構造は見えているが国の研究機関ともに解明を進めていきたい。紅麹の様々な成分と今回の意図しない成分が何らかの相互作用で悪影響及ぼした起こした可能性は否定できない。どのように検証進めていくのかは厚労省と組んでいくので、期間については迅速に情報を提供し原因究明に貢献し最大限協力していく」などと話しました。
亡くなった方や健康被害を受けている方への補償は?
また会見で会社側は亡くなった遺族に対しては、3人の遺族に連絡がついていて、残り2人については日程調整中だということです。また、亡くなった方について「診察のカルテなどを見ながら、その中で起きたことの情報を集めて厚生労働省に報告をする。臨床医の方に早く情報提供をしていきたい」などと話しました。 また、健康被害を訴えている人については、検査費用等についての受診料などは会社側で負担をするということです。 さらに。通院している人や通院希望者は680人程度にのぼるということです。
小林製薬は29日、紅麹成分を含むサプリメントを摂取していた人が、新たに1人亡くなっていたと明らかにしました。死亡との因果関係は調査中としていますが、これで死亡した人は計5人になりました。 厚生労働省によりますと、紅麹コレステヘルプなどサプリを摂取後に93人の入院者が確認されていましたが、その後114人に増加したということです。 小林製薬はこうした健康被害の訴えを受けて「紅麹コレステヘルプ」など3商品の自主回収を発表していまいます。また、他社向けに販売する「紅麹原料は」日本国内と台湾の飲料・食品メーカーなど52社に供給されていて、小林製薬側から商品の使用中止と、自主回収を呼び掛けるなど、影響が拡大しています。