zkSyncがコミュニティ「ZK Nation」発足、プロトコルの管理・保護・成長を目的に
zkSyncがコミュニティ「ZK Nation」発足
イーサリアム(Ethereum)L2プロトコル「zkシンク(zkSync)」が、同プロトコルを管理・保護して成長させるコミュニティ「ZKネイション(ZK Nation)」の発足を6月10日発表した。 「ZKネイション」では「zkシンク」の継続的な開発を推進する為のガバナンスシステム「zkシンクガバナンスシステム」が導入されるとのこと。 また「zkシンクガバナンスシステム」は、zkシンクトークンアセンブリ(ZKsync Token Assembly)、zkシンクセキュリティカウンシル(ZKsync Security Council)、zkシンクガーディアン(ZKsync Guardians)の3つのオンチェーン組織で構成されるという。 1つ目のzkシンクトークンアセンブリでは「zkシンク」プロトコルを初め、独自トークンやガバナンスシステムを管理するイニシアチブの提案や審議、承認をする意思決定プロセスが促進されるとのこと。 なお「zkシンク」の独自トークンを保有するユーザーは、プロトコルのアップグレードやネットワークパラメーターの変更に関する提案や審議、投票を行えるという。 次に2つ目のzkシンクセキュリティカウンシルは、「zkシンク」プロトコルとネットワークの技術的セキュリティ面を保護することを目的とした組織とのこと。その為この組織は、高度な技術とスキルを持つエンジニア、監査人、サイバーセキュリティの専門家で構成されるという。発足当初は12名で構成されるとのこと。 そして3つ目のzkシンクガーディアンでは、「zkシンク」ネットワークに関連する緊急措置において、拒否権の行使や承認をする役割を担うという。最初は最低5名がzkシンクガーディアンに参加するとのこと。 ちなみに「zkSync」は今年5月に、次期アップグレード「v24」を6月末で完了予定であることを発表している。 この発表に伴いSNS等では「v24」のアップグレード完了と共に、「zkSync」の独自トークン発行とエアドロップの実施が期待されている。ただし、独自トークンに関する情報および、「ZKネイション」のガバナンス構造に関する情報は改めて発表されるとのことだ。
一本寿和(幻冬舎 あたらしい経済)