f5veが語る、東京発の異次元サウンドを支える姿勢「ありのままでいることの素晴らしさ」
リミックスに込めたカルチャーへのリスペクト
ープレイリストの共有いいですね。あとf5veのリミックスのシリーズがすごく面白いなと思って。TeddyLoidさんとか、STARKIDSのみなさんと共演されてますよね。 RUI:まず、こんなに錚々たるDJの皆様にリミックスしていただけたことが本当に嬉しいです。やっぱりこの「Underground」っていう楽曲はアンダーグラウンドのカルチャーを歌った楽曲でもあるので、クラブシーンで聴いて盛り上がって踊っていただきたいっていう思いもこもった楽曲だったので、豪華な皆さんにリミックスしていただきました。この楽曲がさらに進化していろいろなパーティで流れて、広がっていったらいいなっていう思いと、カルチャーへのリスペクトを込めて、今回こうしてリミックスをたくさん作っていただきました。 KAEDE:ファンの方が海外のクラブで流れているのをタグ付けしてSNSに載せてくれていて、私たちもそれを見るのが嬉しくて。DJの皆さんの力を借りながら、少しずつ世界に浸透しいってるのかなって。 ーTikTokなどのSNSからだけじゃなく、ローカルなクラブで流れるのって嬉しいですよね。「Underground」のリリースパーティを東京を代表するサブカルコミュニティ「きゅんです」と共同で開催していましたが、いかがでしたか? RURI:日本で初めてf5veとして東京でパフォーマンスしたんですけど、すごくみんなアットホームで。事前にインスタライブを通して「こういう掛け声してね」と言っていたんですけど、それをファンの方が覚えてきてくれていて、すごく嬉しくて全然感動の曲じゃないのにすごい感動した思い出はあります。 ーそれは嬉しいですね。ライブにはどんな方が来てましたか? KAEDE:昔からファンでいてくださってる方ももちろんいらっしゃったのですが、音楽好きの方が多かった印象で、初めてパフォーマンス見に来ましたって人もいてくれて。今まで感じたことのないまたちょっと違う熱量の盛り上がりで、みんなすごく曲を好きになってくれているんだと感じました。 ー確かに、それは今までとは違う反応で面白いですね。これからが楽しみです。新曲の「UFO」も聴かせていただいたのですが、こちらの楽曲はBloodPop®︎さん以外にもA. G. Cookさんなども参加されていますよね。チャーリーXCXやジャック・ハーロウ、日本でも宇多田ヒカルなどを手掛ける最先端のプロデューサーですが、こちらも実際に会って制作されたんですか? RUI:そうですね。すごく気さくな方で、フラッとスタジオに現れて普通に接していたんですけど、制作が始まって「こちらがA. G. Cookだよ」って紹介されて私たちもびっくりしました。 KAEDE:歌詞の中で、「GACHA GACHA」って部分があるんですけど、日本のカプセルゲームのガチャガチャに掛かっていて。あと“UFO”も宇宙人が乗っているUFOだけではなく、UFOキャッチャーの意味もあって。日本のカルチャーから言葉遊びでリリックが書かれています。 ーf5veの曲はそういうユーモアのあるリリックがキャッチーでいいですよね。MVのストーリーも結構ぶっ飛んでいて好きでした。 RUI:今回日本で撮影したんですけど、日本にあるガチャガチャだったり、クレーンゲームを実際に使って、私達の想像を超えた世界のトレンドを取り入れた内容になりました。 MIYUU:UFOってアメリカだとエイリアンの印象が強いみたいですが、日本ではUFOキャッチャーも連想できますよね。そういう文化の違いを交えてリンクさせて、音楽を通して私たちの文化を知ってもらうのがすごく面白くて。 ー楽曲のレコーディングはいかがでしたか? RURI:楽曲的には結構波があるといいますか、落ち着いた部分もあれば、結構ビートが強い部分もあるので、それぞれの歌い方の個性がパートによって出ているんじゃないかなと思います。「GACHA GACHA」と言うキャッチーなフレーズがあるんですけど、そこもどれくらい跳ねるのか絶妙に難しくて、みんなで探りながらレコーディングしました。 SAYAKA:「Underground」の時とはちょっと違って、レコーディングの時もウィスパーボイスのような息が多めの声で、とアドバイスをもらいました。 ー今までの楽曲とはまた違った世界観、歌い方が楽しめるんですね。最後に、f5veの今後の目標を伺いたいです。 RUI:5人が持っているドリームスペシャリティを国、性別問わず、ポジティブなパワーとして届けていきたいですし、日本のカルチャーを発信していくのが私たちの使命だと思っているので、日本のみなさんにも誇りに思ってもらえるようなグループになりたいと思います。 RURI:日本の良さを世界中に広げつつ、メンバーもそれぞれ個性豊かなので、もっと知っていただいて、f5veのことをもっと好きになってもらえたらなと思います。 MIYUU:日本の文化とかカルチャーをうまくミックスした音楽をBloodPop®︎やクリエイティブチームと作りながら、演じることなくありのままの私たちをお届けできたらいいなと思います。 SAYAKA:f5veは楽曲ももちろん、TikTokなどのSNSも使って今まで見えなかった一面をお見せできるのが私も楽しいので、これからリリースする楽曲やSNSの活動も楽しみにしていてください。 KAEDE:枠や形にとらわれたりしないでいいんだよっていうのを私たちの姿を通して伝えていきたいです。好きになって応援してもらいたい気持ちもありますが、まずはf5veを楽しんでもらって、ありのままでいることの素晴らしさや自信を届けたいと思います。いろんなものの固定概念を私たちが壊していけたらいいなって思いますね。 <INFORMATION> 「UFO」 f5ve 配信中
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