クロース復帰でドイツ代表はどう変わる キミッヒ、グロス、アンドリッヒ、ゴレツカら中盤に揃うタレントたち
自国開催のEURO2024へ心強いベテランの復帰
ついにレアル・マドリードでプレイするMFトニ・クロースがドイツ代表復帰を決断した。 ドイツは今夏に自国でのEURO2024開催を控えており、以前からクロース復帰待望論が出ていた。最近のドイツは調子の上がらない状態が続いているだけに、2014ワールドカップ制覇を知るクロースの復帰は心強い。 さっそく『CBS Sports』もクロース復帰でユリアン・ナーゲルスマン率いるドイツがどう変わるか注目しているが、中盤のピースはなかなか豪華だ。 例えば[3-4-2-1]のシステムで戦うならば、ボランチにはクロースとバイエルンのレオン・ゴレツカ、ブンデスリーガで首位を走るレヴァークーゼンのボランチに入る29歳のロベルト・アンドリッヒ、バルセロナのイルカイ・ギュンドアン、ブライトンの頭脳パスカル・グロスを配置することも可能だ。 また、クロースの復帰でジョシュア・キミッヒを右のウイングバックに回すこともできる。キミッヒは中盤をこなす選手だが、右のサイドバックにも対応できる。サイドバック、ウイングバックが手薄な今のドイツにとって、キミッヒをサイドへ回せるオプションができるのは大きい。 2シャドーのところにはレヴァークーゼンで絶好調のフロリアン・ヴィルツ、相棒にバイエルンのジャマール・ムシアラという若手コンビを据えられる。両者ともテクニックは世界トップレベルだ。 1トップにはドルトムントのニクラス・フュルクルク、またはアーセナルで調子を上げるカイ・ハフェルツを最前線に回すのも手だ。前線では経験豊富なトーマス・ミュラーも控えていて、最近不調とはいえ選手層はさすがに豪華だ。 彼らをクロースが後方からコントロールすれば流れを変えられそうだが、クロースの復帰でドイツはどう変わるのか。
構成/ザ・ワールド編集部