下駄やハイヒールは論外として土禁車の「靴下運転」も不適切! 元教習所教官が語る「本当の」運転に適した服装とは
寒いときの厚着は問題ないのか?
寒い時期になると、重ね着や厚着をします。また、外出するときは分厚い上着を着たり、着丈が長いコートを着たりすることがあるでしょう。 これらの服装は、防寒対策としては有効ですが、運転操作に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。 服の厚みが増したり着丈が長い服を着たりすると、腕の可動域が制限される可能性が高くなります。そのため、運転する際には、厚手の上着や着丈が長いコートを脱いで運転するほうがよいでしょう。 ただし、上着を着たり厚着をしたりしても適切な運転操作が可能であれば、上着を着たまま運転しても問題ありません。
運転するときは操作のしやすさだけでなく万が一のときのことも考えておく
運転するときの服装や履き物は、適切な運転操作が可能であればどのようなものでも問題ありません。 ただし、適切な操作ができない服装や履き物を着用していると、緊急時の対応が遅れ、事故を起こしてしまう可能性が高くなります。そのため、運転する際には、運転操作が適切にできる服装や履き物を着用しましょう。 また、服装や履き物は、事故発生時に身を守る役割もあります。よって、もしものときの備えとして、足や身体を保護できる服や靴を選んでおくと、より安心といえるでしょう。
齊藤優太