〈1.1大震災〉里山海道 国直轄で復旧 国交省、県から代行方針
能登半島地震による被害で不通となっているのと里山海道で、国土交通省が石川県に代わって復旧工事に着手する方針であることが4日、分かった。今後、大量の道路改修工事が見込まれる県の負担を減らし、能登の大動脈の早期復旧につなげる。 【写真】地割れで寸断されたのと里山海道=横田IC付近 関係者によると、国交省は、のと里山海道のほか、県が管理する国道249号や能越自動車道についても、県から要請があれば代行して工事を進めるとみられる。県によると、のと里山海道と能越道では、県管理区間で大規模崩壊19カ所、段差やひび割れ122カ所の計141カ所が被害を受けた。 4日午後の県災害対策本部員会議で、馳浩知事は国に対し、道路復旧工事の権限代行を要請すると表明。会議後の記者団に「県だけでは短期間で一気に開くのが難しい」と述べた。