【プレビュー】鍵を握るのは攻撃を牽引する二人。広島と名古屋がGW最終日に勝ち点3をかけて激突|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは5月6日にかけて第12節が開催。エディオンピースウイング広島では、サンフレッチェ広島と名古屋グランパスの一戦が行われる。
ゴールデンウィーク最終日に行われる一戦だ。今季いまだ無敗を続ける広島と、連敗中の名古屋が相対する。休日のラストにサポーターへ勝利を届けるのはどちらのチームとなるか。 広島は前節、アルビレックス新潟と対戦。試合は前半に相手が退場者を出したことで、早い時間から数的優位を得る状況を作り出した。しかし、なかなか得点を奪えない時間が続くと、70分にようやく荒木隼人のゴールで先制したが、後半アディショナルタイムにまさかの失点を献上。勝ち切りたい試合でまたとしても勝点3を手にすることができず、4試合連続での引き分けとなった。 ただ、昨季から続く無敗記録は17試合に伸びた広島。ここ数試合は勝ち切れない試合が続いているが、それだけ守備が安定しているとも言える。今節も堅守を見せながら、攻撃面でも違いを見せていきたい。キーマンとして挙げたいのは、やはり満田誠。チームの攻撃の柱は、ここまで3アシストを記録しているものの、ゴールは1得点と少し寂しい。多くのサポーターが集まる前で、チームを勝利に導くゴールを期待したいところだ。 一方、名古屋は前節、連敗を阻止しようとホームでのヴィッセル神戸戦に臨んだが、チャンスの数は決して変わらなかったものの、山口蛍と大迫勇也に決められて0-2の敗戦を喫した。特に後半は神戸を苦しめていただけに、あと一歩のところで勝利できなかったことは悔やまれる。また、これが連敗となってしまったこともあり、今節はどうにか3連敗を阻止したい一戦となる。 チームとしてはより多くの得点を奪っていくために試行錯誤をしていきたいところ。前節の神戸戦もそうだが、前々節の浦和レッズ戦も決して悲観的な内容ではなく、むしろチャンスを決め切れば勝てる可能性もある試合だった。ゴール前での精度をいかに高めていくかは一つのポイントになるだろう。そういう点でも期待したいのは森島司。古巣対決となるプレーメーカーがどれほどボールに絡み、チャンスをクリエイトできるか。森島のアイディアあふれるプレーに注目したい。 ゴールデンウィークの最後に笑うのはどちらか。注目の一戦は6日15時キックオフだ。