大谷翔平が見逃せば球審は…『王ボール』ならぬ『殿堂ボール』ぎりぎりストライクがボール判定で四球に
◇25日(日本時間26日)MLB ホワイトソックス3―4ドジャース(シカゴ) ドジャースの大谷翔平選手(29)は、敵地のホワイトソックス戦でリーグトップを独走する24号の先頭打者アーチ。さらに決勝タイムリーの右前打を放つなど4打数2安打、2打点だった。 ◆大谷翔平ギリギリ24号…ベースを踏みなおす珍事も【動画】 大谷が『打撃の神様』のような領域で語られるようになったのは3回先頭の第2打席だった。フルカウントから右腕フレクセンが投じた150キロの直球は、球団地元中継局スポーツネットLAのストライクゾーン表示で外角ぎりぎりに決まったかに見えた。 だが、ディアス球審の手は挙がらず、判定はフォアボール。大リーグ公式データシステムのスタットキャスト表示でも、9分割ストライクゾーンぎりぎりに決まっていた球だった。 この光景に、同局のジョー・デービス実況は「これは『殿堂ボール』ですね。フレクセンは完璧なところに投げ込みましたが、大谷が幸運をつかみ、先頭打者で四球を選びました」と評した。 「巨人の王貞治さんが際どいコースを見逃せば、球審も思わず『ボール』と言ってしまった」ことから『王ボール』と呼ばれるようになったという都市伝説的なエピソードがあるが、将来は米野球殿堂入りが確実とされる大谷も、既にその域に達しているというのが地元メディアの見方となっているようだ。(写真はAP)
中日スポーツ