事実上“選挙での非公認”も…自民・田畑衆院議員は離党しない考え「信頼回復に努める」政倫審出席を申し出
富山テレビ放送
田畑裕明衆議院議員の不適切な党員登録問題です。 自民党県連は、選挙区支部の支部長への選任を認めない方針を決めました。 これに対し、田畑議員は、「信頼回復に努める」とコメントを出し、自ら離党しない考えを示しました。 事務所が管理する党員に不適切な党員登録があった田畑議員に対し、自民党県連は、12日、次期衆院選の公認候補となる選挙区支部の支部長への選任を無期限で認めない方針を決めました。 事実上、選挙での非公認にあたる重い対応です。 *自民党県連 宮本光明幹事長 「離党勧告を上申したり辞任を勧告する案件かどうか、党本部とすり合わせながら、それと同じくらい重い対応をとることになったと思っている」 この決定について田畑議員は、「大変厳粛に受け止めている。今後とも自民党富山県連所属の国会議員として信頼回復に努める」とコメントを出し、自らの意思で離党しない考えを示しました。 その上で、政治資金を巡る一連の件について説明責任を果たしたいとして政治倫理審査会出席を申し出たとしています。 関係者によりますと、田畑議員はこの週末、県内に戻り、行事や会合などへの参加を予定していましたが、取り止めたということです。 県連の決定を受け、自民党富山市連は、空席となっている富山県第一選挙区支部の支部長としての職務を中川忠昭支部長代行が担う方向で調整を進めていて、田畑議員の常任顧問の解任と合わせ、14日、常任総務会で協議することにしています。
富山テレビ放送