オウンドメディア、SNS、企画書など 異なる人が書いても質が保てる「文章構造シート」が、社員の自信を継続するきっかけに
オウンドメディア、SNS、企画書……。これまで以上に企業内部で外に向けた文章を作る必要が増えてきました。 しかし、企業ごと、場面ごとに、必要な文章力は変わります。さらに、サイト上で、文章作成の経験が乏しい書き手が企業のメッセージやトーンに合わせた文体を目指すとなると、難度は一気に上がります。 レジャーやグルメ、スポーツなどの体験コースをギフトにするビジネスモデルを展開するソウ・エクスペリエンスでは、カタログに掲載する体験の紹介記事を体験コースを作成した社員がまとめ、サイト上にアップしています。 よりわかりやすく、伝わる記事になるように取り入れたのが「文章構造シート」でした。これにより誰でも一定のレベルと内容を保った文章を書けるようになったのです。 シート開発の裏側から、多くの企業でまねできる活用方法までをレポートします。
ソウ・エクスペリエンスの「文章構造シート」
ソウ・エクスペリエンスは「体験」をカタログにして贈るというビジネスを展開しています。その体験をサイト上に紹介する文章を書いているのは、主に加盟店と共に体験コースを作成した営業担当や、顧客担当の社員やスタッフです。 開発者の視点と情熱で書き出すと、どうしても情報が偏りがちな紹介文を、どれもわかりやすく同じ温度で伝えるために開発されたのが「文章構造シート」です。
1枚のシートで会社の発信力と文章力が変わった
体験をギフトとして贈るサービスを展開するソウ・エクスペリエンスでは、体験の説明をスタッフそれぞれが執筆しWebにカタログとして掲載しています。バラバラになりやすい文体の改善や、文章のわかりやすさを模索し続け、たどり着いたのは「文章構造シート」でした。 企画した体験コースへの熱い思いをそのまま書き出していくのではなく、主題と構造を最初に書き出してから整理し、まとめる手順を踏みます。そうすることで、ギフトを購入する人に響く言葉、必要とする情報を提供できるようになっていきました。 体験サポートチームに所属する木村佳代さんに伺いました。