「年末大港市」始まる 紀北町、買い物や浜焼き楽しむ 三重
【北牟婁郡】地元の海産物などを販売する三重県内最大級の食材市「きいながしま年末大港市」が21日、紀北町長島の長島港で始まった。県内外の来場者が、冬空の下で買い物や浜焼きを楽しんでいる。30日まで。 観光や商工業の活性化を図ろうと、町内の漁業関係者らでつくる実行委員会が主催し、今年で19回目。地元を中心に29事業者の75ブースが並び、伊勢エビやブリなどの魚介類を通常より安価で購入できる。 丸徳誠洋水産(同町長島)はサケの切り身など詰め放題を開くほか、三紀産業(尾鷲市矢浜)はサンマずしなど名産品を販売。来場者らは食べ歩きをしたり、買った海産物を七輪で浜焼きにしたりして堪能した。 四日市市から家族や友人らと訪れた戸田美恵子さん(46)は「初めて来たが、海を眺めながら海鮮バーベキューを楽しめるのが新鮮。ハマグリとイカ、ウインナーも七輪で焼くと普段よりおいしい」と話していた。 平日は午前9時―午後1時、土日と30日は午後2時まで延長する。駐車場は港一帯に千台。