人口減少踏まえ「国は道州制に向け、憲法改正を」 松井一郎大阪府知事
50年後、大阪は副首都のポジション
広域については、関西広域連合に参加している府県による「関西圏」を一つのエリアとして捉えている、と述べた。加えて、現行の制度は、150年前の「廃藩置県そのままの制度」で疲弊していると指摘し、道州制が進まない理由は「結局は政治家の覚悟のところ」と話した。 50年後の大阪府のイメージは、「日本の中の副首都、世界から認められる大都市・大阪というポジションをつくりたい」と言明。そのために必要な課題では、大阪都構想の実現を挙げ、「東京都という制度の中で、東京は成長してきた」とし、大阪も機能を一元化することが必要という考えをあらためて示した。国に対しては「道州制に向けた憲法改正の発議をすべき」と訴えた。 (2017年3月取材) ---------- 【松井一郎(まついいちろう)】 1964年1月31日大阪府生まれ。1986年3月福岡工業大学工学部電気工学科卒業。1986年4月から民間勤務。2003年4月大阪府議会議員(3期連続当選)。2011年11月大阪府知事(1期目)。2015年11月大阪府知事(2期目)。 ---------- ※インタビューの全文は【連載】人口減少時代 「松井一郎・大阪府知事に聞く」(全文1~3完)に掲載