海保初の女性「海猿」誕生 巡視船「でじま」配属
第7管区海上保安本部(北九州)は1日、長崎海上保安部の巡視船「でじま」の潜水士として、女性海上保安官の浜地多実さん(23)が就任したと発表した。海上保安庁で初といい、7日に長崎市で辞令交付式を行う。 7管によると、潜水士は「海猿」とも呼ばれ、海中での人命救助や捜索などを任務とする。今年4月時点で、121人が国内各地の巡視船や巡視艇に配置されている。 浜地さんは福岡市出身。昨年11月末に行われた潜水士の選考会で、息継ぎなしで25mを泳ぐ種目や、自由形で300mを泳ぐ種目で泳力を示した。懸垂などの体力測定、面談も突破。海上保安大学校(広島県呉市)で約2カ月の潜水研修を修了していた。